山口県あれこれ

2009年7月27日 (月)

山口県の集中豪雨

 pochiです。

 お変わりありませんでしょうか?
 「再開宣言」をしたものの、その後、1ヶ月近くも更新できずにいました。忙しいという理由もあったのですが、なんとなく更新する機会を失してしまっているというか・・・。解散・総選挙をめぐって、書きたいことは山ほどあるのに、議論伯仲の時に、どこから入っていいやら迷ってるうちに時が過ぎていったっていう感じです。
 
 
 
 

 さて、最近の山口県の話題といえば、やはり、集中豪雨のことでしょう。
 まずなにより、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたします。
 
 大きな被害が出た21日、防府市だけでなく、県内各地で大混乱が起こっていました。県内のJRはすべて不通になり、高速道路も次々に通行止めになりました。
 あの日、私は、午後2時くらいから下関に向かいました。東京に行っていた娘が長距離バスで下関まで帰ってきていたのですが、JRが不通で宇部まで帰れなくなってしまっていたのを迎えに行ったのです。
 高速道路が通行止めになっていたのは知っていたので、国道2号線を西に向かおうとするのですが、警察官が交通規制をしていて、東へ東へと誘導します。どうしたことかと聞いてみると、国道2号線も浸水のために通行止め。しかたがないので、北へ向かい、美祢市を回って下関まで行きました。
 帰りは、2号線が不通のために、宇部市を迂回して山口市方面に行く国道190号線まで大渋滞で、知っている抜け道を駆使して走りましたが、それでも家に帰りついたのは午後8時でした。まともに行っていたら、その日のうちには帰って来れなかったでしょう。

 翌朝、防府市の被害を新聞で読んでビックリしました。
 防府市と山口市は、ほぼ南北の関係にあり、その境界には岩山が横たわっています。国道262号線は、山口市と防府市を結ぶただ一つの幹線道路で、これが寸断されているため、今でも周辺地域は大混雑が続いているようです。復旧には1ヶ月以上かかるのではないかと言われており、しばらくは混乱が続きそうです。
 今朝の朝刊をみたら、高速道路を無料開放して、渋滞緩和を図るそうですが、「なるほどなあ」とは思ったのですが、今度は、高速道路のICまで大渋滞するのではと心配しています。
 
 現場の近くに住む友人が写真を送ってくれました。
 

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 流出した土砂で民家が埋まっています。
 
 
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 まるで交通事故をおこした車のようです。
 
 
 
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 近くの現場作業をしていた重機もごらんのとおり。大雨の力の脅威が実感されます。
 
 
 
 
 昨日も大雨でした。今朝はいい天気ですが、明日はまた雨のようです。被災地でのさらなる被害の拡大が心配です。
 
 
 
 では、また。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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2008年7月 4日 (金)

美しい棚田の景色と日本農業

 ポチです。
 どうやら、週明けには、こちらの方は梅雨明けするそうです。昨年より10日以上早い梅雨明けだということです。
 さあ、猛暑がはじまるのでしょうか。


 5月末に、周南市北部の中須というところに仕事で行きました。
 周南市の市街地(JRの駅で言えば徳山駅です)から約15キロ北上したあたり、中国山地のとば口といった地域です。

Photo

 

〔+〕の印のところが中須です。
 ここに、「棚田清流の会」という会があります。
 この地域は、中山間地域ですから、古くから稲作は棚田が中心でした。
 しかし、過疎と高齢化がすすみ、あちらこちらで耕作放棄する田が広がり、美しいすり鉢状を誇っていた棚田も荒廃の一途をたどっていったそうです。
 そうしたなかで、関係住民の方が集まり、「ここに住んでよかった」と思える地域づくりをしていこうと、つくられたのが、この「棚田清流の会」です。
 関係する5つの集落の約100戸の全員が会員です。暮らしや農地、棚田の美しい景観を守るためにがんばっておられます。

 こんな看板が掲げられています。

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 それでは、田植えがすんだばかりの美しい棚田の風景をどうぞ。

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 日本の農業は、アメリカからの農産物輸入と大企業の工業製品輸出の犠牲として、無残にも破壊されていきました。際限のない食料輸入自由化、海外に食料を依存する体質づくりです。食料自給率は39%に、穀物自給率は27%にまで落ち込みました。
 いま、世界が食糧不足に瀕しています。30ヶ国が食料危機に陥っているそうです。
 そうしたなかで、多くの国が自国民の食料を守るために輸出規制を強めています。「週刊エコノミスト」が「日本が飢え死にする日」という特集を組みました。
 
 アメリカのブッシュ大統領は、アメリカの農民を前に、次のように演説したそうです。

「食糧を自給できない国を想像できるか。そんな国は、国政的な圧力と危険にさらされている国だ。食糧自給は国家安全保障の問題であり、アメリカ国民の健康を守るために輸入食品に頼らなくてよいのは、何とありがたいことか」

 たしかに、あなたの言うことは正しい。
 しかし、あんたがそれを言うか?
 アメリカの穀物メジャーの利益のために、農産物輸入の対日要求を強めてきたのは、アメリカ政府です。
 まあ、問題は、あなたの国の政府の要求に唯々諾々と従ってきた日本政府が一番悪いんですがね。




 中須に行ってみて、棚田を守るために、本当に大きな努力がついやされていることが実感されます。
 平地の田で耕作する方が合理的であることは間違いありません。しかし、日本のほとんどの地域は「中山間地」です。どこでも高齢化と過疎がすすみ、農地が原野に帰っていく場所も少なくありません。
 そして、「限界集落」という嫌な言葉。
 けっして、合理的であることだけが美徳だというわけではありません。逆に、合理的でないがゆえに、美しさが守られるということもあるのではないでしょうか。

 いま、この地でおこなわれている努力が、日本の農業を救う力になるかもしれません。政府も、地方自治体も、そのことを目をそらさずに見てほしいと思います。


 行った日は、小雨の降るあいにくの天気でした。
 小雨に濡れながら、この棚田の美しい景色を眺めていると、情け容赦なく襲い掛かる仕事のことをちょっとだけ忘れて、なんとなく清清しい気分になりました。


 では、また。





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2007年3月 5日 (月)

野火の祭典

 ポチです。仕事の手抜きをしながら、がんばって今日も更新してみます。

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    ↑「秋吉台の自然」さんよりお借りしました

 ↑秋吉台。ご存知でしょうか? 山口県秋芳町と美東町にまたがって存在する日本最大のカルスト台地です。
 そして、この大地の地下に「秋芳洞」があります。↓

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   ↑秋芳町のHPからお借りしました

 秋吉台は、戦後、アメリカ軍の射爆場として摂取されようとしていました。住民が、豊かな自然と貴重な財産を守れと秋吉台に集まり、一大抗議運動をおこなったそうです。当時の小沢県知事も、こうした住民の運動に賛同し、政府に直接談判し、その結果、摂取を免れたという話を昔聞いたことがあります。
 その後、ナウマンゾウの化石など貴重なものが次々に見つかっていますが、あの時、米軍の射爆場になっていたら、爆弾でボコボコにされて、今の秋吉台と秋芳洞は存在していなかったでしょう。
 政府に果敢に挑んでいった当時の小沢県知事ってなかなかカッコイイと思います。今は、なんでも「お上の言うとおり」って感じの人が多く、こんな国や米軍にたてつく県知事ってなかなかいませんよね。

 で、なぜ、この話題にしたかというと、昨日、「野火の祭典」っていうのが秋吉台でおこなわれたのです。

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    ↑「山口新聞」さんからお借りしました

 秋吉台は、冬に「山焼き」というのをやります。そうすると、台地は5月の連休の頃には、緑一面の草原に生まれ変わるそうです。「山焼き」は今年は2月24日におこなわれました。これは昼間おこなわれます。そして、99年からは、夜の山焼きとして、3月にこの「野火の祭典」がおこなわれるようになりました。それが昨日でした。

 以前、地域の住民の方に聞いたのですが、この山焼きをする準備として、一定の範囲以上に火が燃え広がらないように、火をつける周囲を一定の幅で草を刈っていく(これを「火道を切る」って言うそうです)のですが、これが大変な作業で、最近では、若い人が少なくなって困っていると言われていました。

 写真の左奥の方に、「火」の字が見えるでしょうか?この火文字、一辺が50メートルもあるそうです。




 ちなみに、最初の写真をお借りした「Natur Fhoto Gallarey 秋吉台の自然」さんのHPはhttp://ww5.tiki.ne.jp/~akiyoshidai/index.htmlです。
 美しい写真が満載です。ぜひ、見てみてください。うっとりしますよ。2月の山焼きや3月の「野火の祭典」もバッチリ紹介されています。



 秋吉台と秋芳洞は、数少ない山口県で自慢できるものですね。
 郷土のホコリ・アベシンゾーさんが山口県の評価をどん底まで落としていますけど、これで少しは山口県を見直してほしいなあと思っているポチでした。

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