岩国の三日間
ポチです。
寒さはドンドン増しているようです。
お変わりありませんでしょうか?
夕方、後ろ髪を引かれる思いで、岩国から戻ってきました。
2日間の予定が3日間になってしまいました。
「土日月と出勤して仕事をしますから、2日間休みます」と言って岩国に行ったのに、本当に首にならないか心配です。
というような個人的な話はさておいて、岩国の話です。
最初に目がいったのは、やはり新市庁舎でした。
まもなく完成、という状況ですね。
井原さんのクビをかけた訴えが容認派を動かし、ほぼ建設費の手当てもついて、市民の暮らしに大きなしわ寄せがされるということはなくなりました。
さて、街の様子です。
選挙も最終盤だったので、街の雰囲気は異様な状況でした。
一方では、井原さんの陣営が街の辻々で黄色を旗印に立っています。当然、拡声器は使えませんので、メガホンです。
こんな感じです。
もう、街のそこら中でこんな風景が見られます。
一方、福田さん陣営も負けていません。白いジャンパーに、白地に青い字で書かれたのぼりをもって、これも街のあちこちに立っています。
市内を車で走っているときに、井原さんの確認団体の宣伝カーに会いましたので、車の中から一枚。ただし、アンプの出力が小さいのか、何を言っているのかさっぱりわかりませんでした。
岩国駅前で街頭演説をしている井原さんを発見して、急いで車を走らせたのですが、間に合わず、演説が終わって、候補者カーが出発するところをやっと一枚撮ることができました。
車の中で手を振っておられるのが井原さんです。
3日間、昔の知り合いを訪ねたり、電話をかけたりしました。
やってみた感想は、福田さんの陣営のデマ宣伝がけっこう行き渡っているなあ、ということです。
たとえば、こんな感じ。
知人「井原さんじゃったら、市の財政は破たんするんじゃろうが」
ポチ「借金が1000億円ちゅうやつじゃろうが。おまえ、知っちょるか?宇部市の借金は1200億円あるんぞ。県内でも岩国の借金は少ない方じゃ」
知人「何ッ、宇部市が1200億円?ホントかそれ」
あるいは、こんな感じ。
友人「県市民税があげられちゃあ、たまらん」
ポチ「おうおう、福田さんの陣営が言ってるやつな。おまえ、県市民税って県や市が税額決めると思っちょるじゃろうが?」
友人「違うんか?」
ポチ「当たり前じゃ。この間、住民税上がったろうが。ありゃ、福田さんの自公政権が上たんじゃんないか。もう忘れたんか」
友人「そういや、そうじゃなあ」
それから、市庁舎の建設費についても、まだ手当てがついていないと思っている方も一人ですがおられました。
それから、福田さんの個人演説会ものぞいてみました。
川下地区(基地のあるところです)の一つの自治会の会館で開かれたものです。
背景が青いので、野外でやったと勘違いされる方がおられるかもしれませんが、これがバックに青い紙が貼ってあるだけです。
村川さんという元助役と池本さんという元水道局長さんが前座をつとめていらっしゃいました。
市の財政が大変だ、破たんだという話をされていました。ただし、さすが行政のプロ。以前、紹介したビラのような荒唐無稽な話ではなく、数字もあげてリアルな話をされていました。
しかし、彼らの話には致命的な弱点が2つあったように思います。
一つは、財政悪化の責任がすべて井原市政の9年間にあると描くことです。
愛宕山開発の負担など、井原さんに何の責任もありませんが、それらもすべて井原さんのせいにされていました。ここを突っ込まれると一言も反論できないのではないでしょうか。
もう一つは、その財政悪化を井原さんでは立て直せず、福田さんなら立て直せるという論拠が曖昧模糊としていたことです。
財政が大変だ大変だと、この世の終わりだと言わんばかりの一方で、福田さんさえ市長にあれば安泰だというのも変な話ですよね。
しかも、福田さんは、緊縮財政とるというのかと思えば、アレもやりますコレもやりますのオンパレードです。この世の終わりの市財政はどこに行ったの?って感じです。
そこで、持ち出すのが、「国、県との信頼関係」ってやつです。
国、県と信頼関係のある福田さんなら助けてもらえるが、信頼関係のない井原さんだと助けてもらえない、という図式です。
市庁舎問題を市民に連想させる手ですね。
ちょっとだけ説得力があるように思いますが、これは福田さんの墓穴です。
だって、「国や県に助けてもらわなければ市財政は立て直せない」というわけですから、言い換えればこれは「国、県の言いなりになる」ということに他なりません。彼の「国の言いなりにはなりません」という公約がいかにいい加減なものかが浮き彫りになってきます。
しかも、国や県もそんなに甘いものではありません。「釣った魚に餌はやらない」ではないですが、自分の言いなりになるものにアメはけっして必要ありません。逆に弱みに付け込んで、どんどん理不尽なことを押し付けてくるだけでしょう。
この点で、井原さんは、政府と正面から対決し、「福田首相と直談判する」と訴えられていますが、これこそが真の問題解決の道です。
福田さんの言う「現実的な対応」で、「お願いする」という立場では、けっして補助金問題も基地被害の問題も解決はしないでしょう。
しかも、福田さんにまぶれついて応援している人たちは、基本的にすべて利権をあてにしている人たちです。万が一、福田さんが勝てば、利権を求めていっせいに動き出すでしょう。そのときこそ、岩国市の財政の破たんが始まります。「第二の夕張」への道を本当に歩き始めることになるでしょう。
さて、今日は、午前10時から、市内の公園で井原さんの集会がありました。
ざっと見渡して1000人くらいでしょうか。雨の中でしたが集まってこられました。
集会には、井原さんのほか、応援に駆けつけておられる川田龍平さん、上原公子さん、森田実さんが訴えられました。
川田さんは、「岩国市民は幸せです。利権を拒否し、国言いなりを拒否する井原さんがいて、今こういうたたかいができるから。全国でも数少ない政治家である井原さんを支えてほしい」と呼びかけられました。
上原さんは、自分の住む国立市の隣にある立川基地が一人の村長とそれを支えた人々の力で撤去された砂川闘争の話をされ、「岩国市は、住民投票をおこない利権を拒否しました。利権をあさる一部の人が困ってしまうこんな自治体が増えたら困るのでしょう。今、国は岩国をつぶそうとしています。いま、岩国は、主権者として主権者としてあり続けることができるかどうかの実験場だと思います。最後までがんばりましょう」と呼びかけられました。
森田さんは、「井原さんのがんばりに、今、政府の中にも動揺がうまれている。この間の岩国に対する対応について政府として限度を超えたひどさだという声が広がっている。このたたかいは、善悪のたたかいだ。善は井原さんと岩国市民で、悪は守屋とその残党だ。万が一のことがあれば、岩国と岩国市民の永遠の恥だ」と訴えられました。
そして、井原さんは、「日に日に負けられないという思いがこみ上げてくる。アメとムチ、圧力に負けるわけにはいかない。利権にまみれた連中に、この岩国を汚されてたまるかという思いだ。基地に過度に依存しなくても、岩国を魅力あるまちにすることはできる。米軍再編の闇と霧を吹き飛ばしたい。みなさんの力があれば必ず国を動かせる。どうか力をもらいたい」と訴えられました。
みなさんの訴えにすべて納得。いい集会でした。
さて、長くなりました。
いよいよ明日が投票日です。
私自身もできることはやりきったという気持ちです。
しかし、このたたかいは勝たねばなりません。
一抹の不安もありますが、岩国市民の良識を信じたいと強く思います。
井原陣営のビラに、月刊現代07年11月号に掲載された守屋前事務次官の手記が引用されていました。
「赤ちゃんのいる若いお母さんからも電話がかかってきました。寝ていた子が騒音で火のついたように泣き出し、『助けてください、私の赤ちゃんが死んじゃいます』と言われたのを覚えています。今でも耳について忘れられない電話も、女性からのものでした。その人はこう言いました。『きょう父が死にます。最後の夜だけでも静かにさせていただけませんか』と。これはこたえました。私が厚木基地をなんとかしようと本気で思ったのは、そのときです。・・・(中略)・・・なにも艦載機は厚木にいなければならないことはない。そう考えた結果が、岩国移転計画の発端です。
・・・当時のジム・ケリー国務次官補が「それはグッド・アイデアだ。ミスター・モリヤ、やってみる価値がある」と言ってくれました。・・・」
そして、そのビラは、訴えています。
本当にそのような理由から艦載機移転を考えたのなら、岩国市の赤ちゃんは死んでもいいのか---。そう問いかけたくなります。
厚木は50年苦しんできました。これからの50年が問われる選択です
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コメント
はじめまして。
「明日も晴れー大木晴子のページ」を書いています。
岩国の結果をドキドキしながら待っています。
「岩国の三日間」を下記のページで掲載させていただきました。
よろしく、お願いいたします。
http://www.seiko-jiro.net/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=645&forum=1&post_id=1080#forumpost1080
投稿 大木晴子 | 2008年2月10日 (日) 19時33分