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2007年12月22日 (土)

命を削っての訴えに「駄々っ子」回答

 ポチです。
 一昨日は、強引に仕事を休んで、「薪割り」をしていました。
 30日に、友人の家で恒例の餅つきをするのですが、もち米を蒸すためのかまどの燃料づくりです。
 というのは、表向きで、実は、庭に転がっている壊れた木製のアーチやプランター、そして、使わなくなった犬小屋などを処分したくて、友人に頼み込んで薪として引き取ってもらう、という魂胆でした。
 知り合いから、電気のこぎりと鉈を借りてきて、朝からドタバタと働き、なんとか目的を達することができました。
 生垣にしていた植木を全部切っていたので、それも薪にと思ったのですが。太い木は、とても私が太刀打ちできるような代物ではありませんでした。これは、薪ストーブをもっていて、日頃から本当の「薪割り」をしている知り合いに引き取ってもらうことにしました。
 昨日の朝から体のあちこちが悲鳴を上げています。



 予想通り、薬害C型肝炎の原告団の声は国には届きませんでした。
 いろんな報道を読んでも、全員救済に踏み切れなかった理由として、福田さんやマスゾエさんはじめ政府関係者は「司法が示した和解案の枠組みを行政が変えることはできない」というものだけでした。そして、「裁判所から新たな和解案が出されれば、違う提案もできる」とも。
 私には、法律的なことはよくわかりません。
 しかし、あまりにも不謹慎!
 原告団の命懸け、体を削っての訴えに、まるで、駄々っ子が

  「ダッテェ~、〇〇ちゃんがこう言ったんだモン」

と言ってるとしか思えない態度に、言いようのない怒りを感じました。


 そして、この記事を読んで、あらためて涙を禁じえませんでした。

国の「線引き」外の女性患者、ビデオに告発遺言残し逝く
                       2007年12月21日 asahi.com

Osk200712210011 「命を返してください」。肝炎ウイルスに汚染された血液製剤を出産時に投与され、肝臓がんにむしばまれて57歳で逝った主婦が、国や製薬会社を病床から告発する「遺言」をビデオ映像に残していた。薬害C型肝炎訴訟の東京原告13番。原告を「線引き」する国の修正案が公表された20日、闘いを引き継いできた妹は無念の思いを代弁した。
 「この薬のために、いったい何人が亡くなったのか。線引きなど許されるわけがありません」
 20日の厚生労働省での記者会見で、原告患者らと並んだ泉祐子さん(59)=東京都大田区=は、時折声を詰まらせながら訴えた。原告13番の姉、玲子さんは4年前に肝臓がんで亡くなった。
 03年6月1日、静岡の県立病院。病室のベッドにパジャマ姿で腰をおろした玲子さんは、ビデオカメラのレンズを見つめて語り始めた。「健康と命をまず返してほしいんです。返してください」
 息も絶え絶えに、やせ細った体で声を振り絞る。「体がついていきません。裁判を早く終わらせてください。国は人の命の重さを見つめてください」「こんなふうになりたくなかった。平凡でいいから、これからも生活したかった」
 温厚な姉が、胸に秘めていた怒りを吐き出す姿に、祐子さんは驚いた。東京地裁の裁判官による病室での出張尋問を前に、「裁判の練習だから言いたいことを言って」とビデオを回していた。
 7分7秒。玲子さんの一礼で映像は終わる。
 東京生まれで静岡育ちの玲子さんは3姉妹の次女。祐子さんは3歳年下の末っ子だ。玲子さんは学校の成績がいつも上位で、音楽や花が大好き。祐子さんが大学を卒業すると、真珠のイヤリングを贈ってくれる「温かい人」だった。
 84年7月、次男出産時に止血用として血液製剤「フィブリノゲン」を投与された。まもなく慢性肝炎を発症し、00年に肝がんにまで悪化した。投薬時のカルテを入手して02年10月、東京地裁での最初の集団訴訟に加わった。その7カ月後、家族が囲んだ場で、医師から「治療方法はもうありません」と告げられた。
 玲子さんはうつむき、涙を流した。そしてビデオ撮影から11日後、息をひきとった。
 私の代わりに闘って――。訴訟は遺言書をもとに祐子さんらが継いだ。
 大阪高裁の和解勧告直前の今年11月、厚労省が5年間放置していた薬害肝炎患者「418人リスト」に、玲子さんが含まれていると被告企業の「田辺三菱製薬」(大阪市)が認めた。感染の疑いを知りながら隠していたことに、祐子さんの憤りは高まった。
 祐子さんは、和解協議に期待を寄せていた。実家にある遺骨も、和解を機に墓に納めるつもりでいた。そして、「ここまで来たよ」と報告しようと思っていた。
 しかし、国が提示した修正案は患者を「線引き」し、法的責任の範囲を85~88年としか認めない東京地裁判決基準にこだわっていた。玲子さんは「線」の外側に置かれる。「福田総理が原告の声を聞いていただけなかったことは非常に残念。この薬の恐ろしさと、被害の実態をもっともっと伝え続けていこうと思います」。会見で言葉をかみしめるように語った。
 一連の集団訴訟で亡くなった原告患者は、玲子さんを含め4人になる。
      ◇
 <片平洌(きよ)彦・東洋大教授(保健福祉学)の話> 国の製造承認時、製薬会社が国に出した治験報告には、海外で血液製剤を使用し肝炎に感染した複数の報告が含まれていた。時期や提訴の有無で「線引き」するのはおかしい。また「418人のリスト」を調べると、88年に国が製薬会社に緊急安全性情報を出させた後も、少なくとも75人が感染しており、安全性情報が有効でなかったことがわかる。国は加害責任を認めたうえで全被害者に償いをするべきだ。
(写真はビデオに撮影された東京訴訟「原告13番」玲子さん=静岡県内の病院で、家族提供)

 玲子さんに心からの哀悼をささげます。
 国は、自分たちの責任で国民を病に至らせ、そして命を奪っていることから目をそむけてはなりません。
 そして、あくまでも「線引き」をするというのであれば、駄々っ子のような態度をとるのでなく、正直に言えばいいのです。

「ミサイル防衛になら何兆円使っても惜しくはないが、薬害肝炎の方の全員救済は、どれだけ賠償額が増えるかどうかわからないので応じられません」

と。
 そして、国民の審判をきちんと仰いでください。
 お願いします。






 

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コメント

ミサイルが都市部に着弾したら数百から数千人の
被害者が出ますよ??

まったく関係のなく、しかも別次元の
話題を絡めるのはどんな意図があるのでしょうか??

投稿: 慶應生 | 2014年8月11日 (月) 04時50分

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