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2007年8月 5日 (日)

葬儀に行くことは政治活動か?――政治家の金銭感覚

 ポチです。
 お盆までにかたづくかどうか心配だった大きな仕事もなんとかかたづきました。
 これで通常の業務に戻れます。

 一昨日、会社の大先輩が亡くなりました。創業時からがんばってこられた方で、引退された後からも、会社のために奔走されていました。この1年半は寝たきりで、意識のなかった状況の末で、78歳でした。葬儀はおこなわないということなので、昨日、仕事帰りに、萩市のご自宅に線香をあげさせてもらいに行ってきました。

 今年は、いろんな方とのお別れが続きました。
 11日には、義叔父の四十九日の法事があり、12日には父方の叔父の初盆です。12日は、仕事が入っているので、11日、岩国での法事が終わったあと、徳山の叔父の所に寄るつもりです。



 さて、「政治とカネ」の問題です。
 自民党の中川幹事長が政治資金の届出書類に1円以上の領収書公表を義務付ける法改正について言及したことに対して、自民党内が紛糾しているそうです。

 「毎日」の「惨敗、続投――ドキュメント安倍政権」を読みました。
 なんとまあ、驚くべき政治家の非常識な発想でしょう。あきれました。

 この記事に登場する方のご発言を書き抜いて見ましょう

 最初に、自民党衆院議員・早川忠孝さん。
 「やめていく今の執行部が、こんな厳しい制度改正を決めていいのか。新しい体制で時間をかけて検討すべきだ」「政敵に政治活動を知らせるのも同然。与野党の中傷合戦が始まるのは間違いない」「言論の自由が脅かされる」

 同じく自民党、宮沢洋一さん。
 「香典を出して『領収書ください』と言えるのか」

 自民党総務会長の丹羽雄哉さん。
 「1円というのはどうかな。だったら前から1円にしておけばいい。極端から極端だ」「1円まで明らかにしないと政治が信頼されないなんて、さびしいね」

 続いて、公明党の「幹部」という方。
 「困るね。事務量が増えて秘書の仕事ができない」「中川の言うことを聞いたってしょうがない。もうすぐ辞めるんだ。自民党は正式な意見をまとめて(公明党に)もってきてほしい」



 なぜ、言論の自由が脅かされるのでしょうか?
 料亭に行って密談をすれば、領収書を出さねばならず、密談ができないということでしょうか?
 香典がなぜ政治資金なのでしょうか?
 葬式に行くのが政治活動ですか?亡くなられた方とのお別れをするのが葬儀ではないのですか?
 なぜ、事務量が増えて秘書の仕事ができなくなるのでしょうか?
 私たちサラリーマンは、確定申告で医療費の控除を受けるために、すべての領収書を取っておいて、申告用紙に添付して提出しています。当たり前のことです。


 この方々には、そもそも「政治資金」には相当額の税金が使われていることに思いを至らせるということがないのでしょうか。松岡さんや赤城さんの事務所費にも、宮沢さんの払う香典にも、私たち国民が払った税金が投入されているのです。
 政党助成金は、年間約300億円、国民一人当たり250円の税金が政党に山分けされ、それぞれの政治家に渡っています(共産党は受け取り拒否)。
 主な政党の06年の政党助成金の受取額と今度の参院選の比例代表の得票をみると次のようになっています。

政党名   政党助成金   国民何人分か   参院選比例得票数
自民党  168億4,600万円  約6738万人分     約1654万票
民主党  104億7,800万円  約4191万人分     約2325万票
公明党    28億5,800万円  約1143万人分     約776万票
社民党   10億600万円   約402万人分      約263万票

 今度の選挙の結果をうけて、額はまた変わってくるのかもしれませんが、上の数字が何を意味しているかと言うと、1600万人が投票した自民党は、その4倍の6700万人の方から税金をもらい、168億円の政党助成金を受けているということです。以下、他の政党も同じです。
 そして、いまや、自民党は党の収入の6割を、民主党は84%を政党助成金に依存しています。



 そうです、丹羽さん。
 国民はあなたたちをまったく信頼していないのです。そして人事のように言わないでください。国民の信頼を失った原因は、他ならぬあなた達自身にあるのです。


 この記事は、次のような文章で締めくくられています。

「ただ、あまりに厳格な公開基準は、民主党の支持団体からの強い反発も予想される。『1円』をめぐって始まった自民党と民主党の『チキンゲーム』(自民党筋)」

 民主党も、最初の提案は領収書添付は「1万円以上」でした。なぜ、1万円以上なのかというマスコミに、たしか、自民党と同じような内容で答えていたような気がします・・・・。
 そういえば、自民党を批判すれば、同じ問題で批判を受けることになるということで、「ブーメラン政党」と呼ばれている民主党でしたね。

 今度は大丈夫ですか?

 今回の選挙で寄せられた国民の期待を裏切らないようにしてほしいと民主党に願うポチでした。

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