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2007年2月 1日 (木)

「努力」と「能力」と格差社会

 ポチです。
 山口県下関市の豊田湖(合併して下関市になったんだけど、もともとは豊田町)ってところでは、ワカサギ釣りが盛んです。31日付の「朝日」夕刊の「釣り」のページによると、上手な人なら500匹以上、初心でも100匹以上釣れるんだそうです。
 で、北九州の人が3人で行った時の話が出てたんだけど、休憩挟んで5時間で120匹もつったんだって! しかも、3人のうち2人は釣りは初めてというご夫婦だそうです。
 うらやましいなァ。ポチの趣味は一応、「釣り」ってことになってるんだけど、もう2年以上行ってない。今の仕事を片付けてひと段落したら、釣りに行くゾ~!
 で、この豊田湖のワカサギ釣りは、これからが最盛期で、3月中旬まで楽しめるそうです。お近くの方、いかがですか?貸し釣具、餌も備えてあって、釣った魚をその場で料理してもらえるそうですよ。
 詳しくは、山本ボート店(0837-66-1163)まで。

 ということで本題です。
 31日付の「毎日」の記事にこういうのがありました。ハ~~・・・(←ため息)。読んでる人も多いと思うけど、あまりに悲しかったんで、ここに書きます。
 「与党と官邸/教育3法でも不協和音/方針軌道修正でドタバタ」というタイトルで、教育3法(「学校教育法」「地方教育行政方」「教員免許法」)改正案の国会提出をめぐる思惑について、与党と首相官邸がもめている、という話で、中身を要約して言うと(ホントに要約してます)、
○26日の記者会見で下村官房副長官が「国会に出すことが首相の姿勢だ」と言いました。
○塩崎官房長官も、「今国会での成立にこだわらない」って言いました。
○で、与党が、「国会軽視ダ!」と怒っている
○それで、郷土のホコリ・アベシンちゃんがドタバタと軌道修正に走っている
という話でした。

 で、問題なのは、「毎日」によると、郷土のホコリ・アベシンちゃんは、もともと、本気で通すつもりもなく、参院選挙で「ジミントーとアベは教育改革に熱心にガンバッテルンダ~」って国民にアピールするために出す法案なんですって。
 だけど、これは言っちゃいけなくて、表向きは「成立させるゾ~」と勇ましくしとかなきゃいけなかったんだけど、どうも役者たち(下村さんや塩崎さん、あるいは郷土のホコリ・アベシンちゃんも含めてもいいと思うけど)がダイコンというか、役不足なもんで、シナリオというか舞台裏がポロッポロッって表に出てくる。それで、芝居慣れしたベテランの役者さんたち(片山虎之助参院幹事長ら)が「バカモン」って、若手の役者を叱ったってワケです。

 そうなんだ~。芝居なんだ・・・。
 郷土のホコリ・アベシンちゃん!あなたこう言ってましたよね。 

「『教育再生は待ったなしだ。第1次報告の実現に向けて内閣を挙げて取り組んでいきたい』と強調し、提言を実行に移すために、教員免許法改正案、学校教育法改正案、地方教育行政法改正案の3法案を25日召集の通常国会に提出、成立を目指す考えを表明した」(産経新聞)

 つまり、「待ったあり」なのに、「待ったなし」って言って、実は参院選対策だったわけなんですね。郷土のホコリ・アベシンちゃんは、あわてて「当然、成立を期して法案提出を急ぐ」って言ったそうだけど、もう底がみえちゃったわけで誰も信じてない。「毎日」も「そんなの物理的にムリだよ~」って書いてる(要約のし過ぎかな)。

 そうですか。わかりました。教育再生会議の提言とそれにもとづく教育3法改正が参院選のアピールになるというなら、アピールしなさい。ちゃんと国民が、「あんなのアピールしなきゃよかったなァ~」ってあなたが嘆くような結果を出すことでしょう。

 で、その「毎日」の記事は「教育3法でも」という見出しのとおり、もう一つ、格差問題でも与党と官邸にギクシャクがあると報じている。
 格差という言葉を使いたくない郷土のホコリ・アベシンちゃんと「格差がある」という青木参院幹事長との間でもめているってことです。で、格差があるのかないのか、その認識の違いが問題になっているのかと思いきや、これもやっぱり参院選対策。
 つまり、「今国会を格差是正国会と位置づける民主党の攻勢に、逃げずに立ち向かえ」「我々も格差があるということを明確にしておかなければ選挙はたたかえない」という青木さんはじめ与党と「何でも格差でくくる民主党と同じ土俵に上がっていいのか」と警戒するアベシンちゃんの一派との悶着だというワケです。

 ホントに国民のことなんか、どうでもいいって感じですね。「格差」って言葉が独り歩きしてる。「格差」って言葉なんてどうでもいいんです。「格差社会」って言葉であらわされている今の社会の実態を考えてほしい。
 400万世帯といわれる貧困世帯、10世帯に1世帯は貧困世帯だという計算です。生活保護の申請さえできなくて餓死したり、自殺している方がうまれています。「保険料を払ったら、病院に行く金がなくなった」っていう笑い話にもならないような悲惨な話も聞きます。こんな現実をなんとかするのが「政治」なのではないですか?
 それを「参院選対策」だなんて・・・・。悲しくなります。

 それ以上に「ア~、そうなんだ」って悲しくなったのは、この記事の中にあった、「格差社会への取り組みを迫った」青木さんの代表質問にたいする郷土のホコリ・アベシンちゃんの言葉。

「努力、能力の違いに目をつぶって結果平等を目指すような社会をつくろうとは思わない」

 やっぱりこの人は、まったくわかっていません。

 格差が生まれた原因についてこの人は、「努力の違い」「能力の違い」だと思っておられるわけです。で、「貧困にあえぐ庶民は、努力が足らないし、能力も足らないんだから、しょうがいじゃないか。悔しかったら、自分で努力して這い上がってきなさい」って言うわけです。
 生活保護の申請さえも許されずに、孤独死したお年よりは、どんな努力が、どんな能力が足らなかったというのでしょうか?
 加齢や病気、失業、倒産。それは誰もがいつでも起こりうる現実です。そして、そのどれがおこっても、簡単に庶民は、いわゆる「貧困世帯」と呼ばれるところに突き落とされる可能性をもっています。そして、事実、これらを理由に、毎日のように「貧困層」がうまれています。これをあの人は、「努力の問題」「能力の問題」というのでしょうか?

 2日前、宇部市の市営住宅で、55歳の男性が自殺されました。奥さんが用事で家を空けている最中でした。亡くなって3日後に、彼は発見されました。自殺の理由はわかりません。しかし、働きたくても仕事がないというなかでの死だったようです。
 ある病院のケースワーカーから最近聞いた話ですが、頭が痛いといって、病院にこられた男性がいました。でも、その人はお金をまったくもっていませんでした。それで、治療も受けずに帰られたそうです。心配したケースワーカーの彼が、あとを追いかけて聞くと、生活保護の申請を断られて途方にくれていたそうです。

 ある本にこう書いてあるのを読んだことがあります。「格差社会といっても、豊かな層がより豊かになっていくだけだったら問題ない。でも、今の日本社会の問題の深刻さは、豊かな層はより豊かに、貧困層はより貧困にと、その格差をどんどん拡大しているところにある。そうしたなかで、貧困層からの脱出は不可能になっている」そうです。

 憲法は、次のように定めています。

第25条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

 郷土のホコリ・アベシンちゃん、あなたは、多分、憲法の条文にこんな風に書いてあるのもご存じないんでしょうね。あなたが忌み嫌う「戦後レジーム」ですものね。きっと読んだこともないんでしょう。でも、好き嫌いはともかくとして、あなたは、この憲法を遵守する義務を負ってるんですヨ。
 生活保護の申請も許されずに孤独死したお年よりは、健康で文化的な最低限度の生活を営んでいたと思いますか?
 本人の努力や能力の問題ではなく、間違いなく政治の問題じゃないですか。そのことがわからないあなたには、政治家の資格はありません。ましてや総理大臣なんて・・・。

 これ以上、あなたに殺される人が生まれるのをみるのは耐えられません。ただちにお引取り頂きたい! と強く思っているポチでした。

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コメント

なんて冷たい政治でしょう。
前総理も「成功した人を妬んではいけない」なんて言ってましたよね。
ひどい言葉です。
自分は、エリート2世だから、何もわかっちゃいないのに、その自覚が皆無。
よい政治家ってどうしていないのでしょう。
日曜日の選挙、がんばってほしいですね。

投稿: jun | 2007年2月 1日 (木) 19時58分

junさん
そのまんま東さんが一生懸命やっている姿が、よくTVで流れますが、あの真剣な顔、なかなかいいと思います。
安倍さんも少しは見習えばいいのにと思います。
でも、あの人も、朱に染まれば・・・で、安倍さんみたくなっちゃうのかなァ・・・。
なんて、さびしいことを考えるのはよそう!

投稿: pochi | 2007年2月 1日 (木) 21時45分

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