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2007年1月29日 (月)

アメリカのポチ

 ポチです。
 で、今日はいきなり本題です。
 今日は「ポチ」の話です。「ポチ」といっても私のことではありません。「アメリカのポチ」のことです。
 次の3つは、この間の久間防衛相の発言とアメリカの反応の新聞記事です。

(以下、産経新聞)
 久間章生防衛相は24日、日本記者クラブで記者会見し、米国がイラクの大量破壊兵器開発を理由としてイラク戦争に踏み切ったことについて「核兵器がさもあるかのような状況でブッシュ米大統領は踏み切ったのだろうと思うが、その判断が間違っていた」とし、開戦の判断を批判した。イラク戦後の統治についても「後をどうやってうまく処理するかの処方箋(せん)が(米国には)ないままだった」と述べた。

(以下、毎日新聞)

 久間章生防衛相は27日、長崎県諫早市で講演し、在日米軍再編に伴う普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市キャンプ・シュワブ沿岸部(名護市)への移設(沿岸案)について「私は米国に『あんまり偉そうに言ってくれるな。日本のことは日本に任せてくれ』と言っている」と述べた。沿岸案を容認していない沖縄県などとの協議打開を狙った発言とみられるが、米国の反発は必至。首相官邸は発言を問題視し、週明けに久間防衛相から事情を聞く方針だ。
 講演で久間防衛相は「米国は『政府同士が決めたのだから、それでやったらいいじゃないか』と言うが、日本はけっこう地方分権になっている」と沿岸案実施には県知事の公有水面埋め立て許可が必要となる現状を説明。「仲井真弘多沖縄県知事の意見も聞き入れながらやっていかなければならないが、米国は『根回し』が分からない」とたたみかけた。

(以下、時事通信)
 ブッシュ米大統領のイラク戦争開戦の決断を批判した久間章生防衛相の発言に関し、米政府が外交ルートを通じて真意を説明するよう求めていたことが28日、分かった。政府関係者が明らかにした。外務省幹部は「抗議ではない」としているが、政府内には一連の防衛相発言が日米同盟に影響を与えかねないとの懸念の声も出ている。
 久間氏は24日の講演で、イラク戦争開戦に関して「判断は間違っていた」などと発言した。これに対し米側は「発言の真意は何か」と日本政府に照会。日本側は「久間氏の入閣前の認識を述べたものだ」などと回答したという。


 久間さんというのは、当然のことですが、個人的にはまったく存じ上げませんし、ジミントーの人ですから信用はしていませんし、こうした発言をする背景には、防衛族として日本の軍事産業と癒着して金儲けしようとしていることにアメリカの国防総省が反発しているという報道もありますから、まったく評価するつもりもないんです。
 でも、ただ1点。久間さんの言った内容、「イラク戦争をはじめたブッシュは判断を間違ってた」「日本は地方分権なんだ」については、まったくそのとおりですよネ。

 イラク戦争の問題について言えば、そんなの当たり前です。アメリカの議会も、与党共和党の人も、多くのアメリカ国民も、世界中の多くの人たちがブッシュさんの誤りだと言っていますよね。だって、大量破壊兵器なんてなかったんですもの。戦争をおっぱじめて、何万人もの人が犠牲になる理由なんて、どこにもなかったんです。

 もう一つの地方自治の問題では、どうでしょうか。
 山口県でも、岩国基地への空母艦載機移転問題で大いにもめています。政府は「防衛・外交は、国の専権事項だ!市がガタガタ言うな!」っていうわけです。でも、井原市長さんは、「住民は『イヤダ』って言ってるんだから、容認できません!」って言ってる。たしかに、防衛や外交は政府の責任でおこなわれるべきものです。でも、それじゃあ、防衛や外交問題にたいして地方自治体は何もものが言えず、だまって政府の言うことに従わなければいけないのかといえば、けっしてそうは思いません。
 だって、地方自治法は、こう言っています。「地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとする。」(第1条の2)
 そして、艦載機移転問題は、政府に言わせれば「防衛・外交」問題なのかもしれませんが、岩国市とその周辺の市民にとってみれば、騒音問題や米兵犯罪など暮らしと安全に直結する問題でしょ?(一度、NLP=夜間離着陸訓練=のとき、岩国にいたことがあるけど、そりゃあもうスゴカッタ) 地方自治体の最大の仕事は「住民の福祉の増進を図る」ことにあるわけだから、これを犯すものに対して毅然とした態度をとることは当然なんだと思うんですよネ。
 岩国をはじめ全国の自治体で、米軍再編問題で自民党寄りの首長さんたちが「反乱」をおこしているそうだけど、住民の暮らしや安全のことをマジメに考えたら、これって当たり前のことですよネ。
 だから、久間さんの言ってることは正しいんだと思うんです。

 あ~、やっと結論を言える。相変わらず文章下手だな!
 だから、久間さんは、当たり前のことを言ったんです。にもかかわらず、アメリカ政府は、「なんだコノヤロー」ってなもんですね。「説明しなさい」なんて、なんて居丈高な!部下の失態をなじる上司みたいなモンですネ。
 しかも、それに対して、「イヤ、ソレハ・・・」なんてうろたえる政府の対応が情けない。いやしくも、一国の大臣(そんなの認めたくはないけど。防衛省ナンテ)の発言でしょ。「うちの大臣はそういう認識なんですが。何かご不審な点でも?」って堂々と答えりゃいいじゃん。間違ってないんだから。
 あ~あ、「ポチ」は「ポチ」なんですネ。

 郷土のホコリ・アベシンちゃんの好きな言葉「戦後レジームからの脱却」。「押し付け憲法の改正」って言うんでしょうけど、それを言うなら、もう一つの点での「戦後レジーム」からの脱却についてはどうするんですか?
 あなたが総裁のジミントーが結成された時に決めた綱領(昭和30年11月15日)ではこう言っています。

「わが党は、平和と自由を希求する人類普遍の正義に立脚して、国際関係を是正し、調整し、自主独立の完成を期する

 「戦後レジーム」の最たるものである「占領」。いつまでもこの「占領」の延長線上じゃなく、「自主独立」するんだってジミントーは言ってたんでしょ。いつまで「ポチ」を続けるんですか?

 それにしても、「ポチ」「ポチ」って、失礼だよね。ポチは怒るよ!あんなのといっしょにするなって!と言いたいポチでした。

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コメント

こんばんは。
パチパチパチ・・・拍手。同感です。
国の専権事項だ、文句言うなっていう考えかたはひどいです。
お国のために、犠牲になれってことでしょう?

どんな意図があってのことかわからないけれど、大臣でも、議員でも、本当に思っていることいっていいんじゃないですか。其の点では、久間さん、もっと言って!言って!です。

投稿: jun | 2007年1月30日 (火) 21時57分

 岩国の井原さんって市長は、官僚出身の方で、もともと自民党と仲のよかった人なんですが、イヤ~、よくがんばられていますヨ。住民の声に励まされてるんでしょうね。住民の声って大事ですネ。

投稿: pochi | 2007年1月31日 (水) 00時15分

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