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2007年1月26日 (金)

蜃気楼

 ポチです。
 外は嵐です。午前中までは、お天気だったのに、午後から雨が降り出し、その雨がドンドンひどくなって、ついには雷までなりだしました。この日曜は雪になるのではないかと言ってる人もいました。嵐に負けずがんばるのだ!(「何をがんばるの?」って聞かないでください。意味もなくいってるんですから)

 で、本題です。
 本当は、一昨日の続きで、尾木直樹さんの話をしたかったんだけど、まだまとまってないし、どうしようと思っていたら、あ~、話題みっけ!

 今日、ライブドアの堀江さんの公判がおこなわれて、弁護側の最終弁論がおこなわれました。弁護側は「事件そのものが蜃気楼ダ!」って言ったそうですね。それで、思い出しました。ある本を読んでいたら、こんなことが書いてありました。ライブドアじゃないんですが、もう一人の寵児・村上世彰さんの話です。
 村上ファンドってのは、30人くらいの人が働いていて、4年間で2000億円の利益をあげたそうです。これに匹敵するような利益をあげてる会社は、あの有名なブリジストンタイヤで、ほぼ2000億円の経常利益なんですって(1年でです)。で、ブリジストンって会社の従業員数は12万人なんですネ。
 何が言いたいかって言うと、村上ファンドのやってたことって、アッチの会社をコッチに売って、コッチの株をアッチに売って、っていう「会社ころがし」「株ころがし」じゃないですか。わずか30人が「会社ころがし」「株ころがし」やって得た利益が、12万人の人が一生懸命働いて、タイヤをつくって、それを売って儲けたお金と同じというのですから(別にブリジストンって会社をほめているわけじゃないです)、なんかまじめに働くのがバカらしくなりますよね。
 で、この本は、「株価資本主義」って名づけていました。何も生産しない、何も新たな価値を生み出さない会社がボロ儲けをする異常な資本主義になっているということでしょう。まさに、資本主義のなかの「蜃気楼」ですネ。

 で、こんな人たちが「お金で買えないものはない」なんて言って、「時代の寵児」「リッパな経済人」のように扱われて、ジミントーの幹事長さんが「わが息子ヨ!」って持ち上げて、郷土のホコリ・アベシンちゃんも「小泉内閣が構造改革をすすめなければ堀江氏は出てこなかった。自民党が変わったことがわかる」ってTV番組で言って、この「蜃気楼」さんたちを褒め称えながら、ジミントーも褒め称えたんですネ。

 郷土のホコリ・アベシンちゃんが言うとおり、コイズミさんの「構造改革」がなければ「蜃気楼」さんたちはなかなか出番がなかったんです。コイズミさんは、「構造改革ダ~ッ」って言って、規制緩和って名のもとに、株式分割や株式交換の自由化がおこないました。これが「株ころがし」「会社ころがし」でお金儲けをするゼツダイな力になったわけです。そのうえに、株式売買益・配当にかかる税金の税率を20%から10%に引き下げたんですネ(10%ですヨ!10%!フツウの人の所得税・住民税の最低税率の合計が15%なんですヨ!)。これが、この「蜃気楼」の人たちを出現させた背景になったわけです。
 しかも、この規制緩和をすすめたのが、政府の「規制改革・民間開放推進会議」ってとこで、その議長さんはオリックス(あの中村ノリをクビにしたオリックスです)っていう会社の会長さんの宮内義彦さんっていう人。で、この人は、「村上ファンド」設立の際に4000万円出資して、設立の立役者の一人なんですネ。つまり、ドーユーことかというと、自分が音頭とって規制緩和をやらせて、それでもって、その規制緩和でボロ儲けしたっていう仕組みなわけです。

 で、多くの働く人たちは、リストラされ、非正規雇用にされて、多くの若者は、働く希望を失って・・・。これは、「蜃気楼」ではなく、リッパな「現実」です!
 「チガウダロ~ッ」っていう気分です。ホントに悲しく情けない社会だなァとつくづく思うポチでした。

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