2009年7月27日 (月)

山口県の集中豪雨

 pochiです。

 お変わりありませんでしょうか?
 「再開宣言」をしたものの、その後、1ヶ月近くも更新できずにいました。忙しいという理由もあったのですが、なんとなく更新する機会を失してしまっているというか・・・。解散・総選挙をめぐって、書きたいことは山ほどあるのに、議論伯仲の時に、どこから入っていいやら迷ってるうちに時が過ぎていったっていう感じです。
 
 
 
 

 さて、最近の山口県の話題といえば、やはり、集中豪雨のことでしょう。
 まずなにより、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたします。
 
 大きな被害が出た21日、防府市だけでなく、県内各地で大混乱が起こっていました。県内のJRはすべて不通になり、高速道路も次々に通行止めになりました。
 あの日、私は、午後2時くらいから下関に向かいました。東京に行っていた娘が長距離バスで下関まで帰ってきていたのですが、JRが不通で宇部まで帰れなくなってしまっていたのを迎えに行ったのです。
 高速道路が通行止めになっていたのは知っていたので、国道2号線を西に向かおうとするのですが、警察官が交通規制をしていて、東へ東へと誘導します。どうしたことかと聞いてみると、国道2号線も浸水のために通行止め。しかたがないので、北へ向かい、美祢市を回って下関まで行きました。
 帰りは、2号線が不通のために、宇部市を迂回して山口市方面に行く国道190号線まで大渋滞で、知っている抜け道を駆使して走りましたが、それでも家に帰りついたのは午後8時でした。まともに行っていたら、その日のうちには帰って来れなかったでしょう。

 翌朝、防府市の被害を新聞で読んでビックリしました。
 防府市と山口市は、ほぼ南北の関係にあり、その境界には岩山が横たわっています。国道262号線は、山口市と防府市を結ぶただ一つの幹線道路で、これが寸断されているため、今でも周辺地域は大混雑が続いているようです。復旧には1ヶ月以上かかるのではないかと言われており、しばらくは混乱が続きそうです。
 今朝の朝刊をみたら、高速道路を無料開放して、渋滞緩和を図るそうですが、「なるほどなあ」とは思ったのですが、今度は、高速道路のICまで大渋滞するのではと心配しています。
 
 現場の近くに住む友人が写真を送ってくれました。
 

Dsc_0672_9

Dsc_0668

 流出した土砂で民家が埋まっています。
 
 
Dsc_0593
 まるで交通事故をおこした車のようです。
 
 
 
Dsc_0580_10
 近くの現場作業をしていた重機もごらんのとおり。大雨の力の脅威が実感されます。
 
 
 
 
 昨日も大雨でした。今朝はいい天気ですが、明日はまた雨のようです。被災地でのさらなる被害の拡大が心配です。
 
 
 
 では、また。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

| | コメント (7) | トラックバック (2)

2009年7月 3日 (金)

再開します

 pochiです。
 半年もの長い間お休みしていましたが、今日から再開することにします。
 タイトルバナーも一新しました。
 ご無沙汰していましたが、これからもよろしくお願いいたします。
 
 
 
 実は、今年に入って、母の介護が大変になり、仕事と介護でにっちもさっちもいかなくなっていました。そうこうしているうちに、2月に母が亡くなり、またドタバタ。
 それがひと段落しかけた時に、転職の話が持ち上がって、またドタバタ。紆余曲折の末に、結局元の鞘に納まって、これまでと同じ職場に勤めることになりました。
 「よし、職場の問題も決着がついたし、7月1日から再開するベ」と思っていたら、その7月1日からカミさんが急遽入院することになりました。
 抗がん剤で痛めつけられている体が悲鳴を上げているのか、帯状発疹にかかりました。かなり痛いようで、見ていて、こっちも辛くなるのですが、気になるのは、帯状発疹よりも、白血球がかなり少なくなっていることです。見舞いに行っても、病室に入る際はマスクと白衣を着用するよう言われています。
 カミさんは、「もう抗がん剤はやめる」と言います。なんと言葉をかけていいのか・・・。言葉が出てきません。
 
 
 
 
 
 ちょっと、暗くなってしまいました。
 ・・・・・・・・。
 ということで、とりあえず再開第一発目は、休憩の背景と近況でした。
 ドタバタはまだ続いているので、「更新連発」とはいかないと思いますが、徐々に頭と身体を慣らしていきます。
 
 では、また。
 
 
 
 
 
 
 
 

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2009年1月 2日 (金)

明けましておめでとうございます

 ポチです。
 あけましておめでとうございます。
 
 
 
 
  年末は、大晦日の夕方まで仕事に追われ、ブログに近づくことさえできませんでした。
 おかげで、年賀状さえ年内に書くことができず、さきほど、手抜きの年賀状がなんとか完成しました。
 せっかくのお正月ですので、丑の写真でもどうぞ。

Cimg0691

 昨年、阿東町の友人の家を訪れた時、友人の近所の方の家の子牛を撮ったものです。
 私が近づくと、寄ってきて、なんともかわいらしいものです。
 
 
 
 
 今年は、自民党という賞味期限がすでに切れている政党による政治が終わりを告げる年になることは確実だと思います。
 しかし、今、「政界再編」なるものが取りざたされていますが、名前や構成員を変えることで、賞味期限のラベルを張り替えただけの自民党政治が続く可能性も十分にあります。
 国民の暮らしや福祉が紙くずのように投げ捨てられる、そんな政治を何としても終わりにする日本に変わっていく一年であることを心から願っています。
 
 
 
 
 
 今年も、更新はかなり不定期になると思いますが、よろしくお願いいたします。

 
 
 
 
 

| | コメント (2) | トラックバック (2)

2008年12月22日 (月)

ビジャレアル対バルサ―メッシに元気がないのが気になる

 ポチです。
 おはようございます。
 年も押し詰まり、あわただしい中、いかがお過ごしでしょうか。
 私は、書きたいことは山ほどありながら、仕事に追われ、途中まで書いては、「下書き」にしたまま完成できずにボツにする、ということを繰り返しています。


 さて、今朝は、3時に起きてバルサ対ビジャレアル戦をTV観戦。
 今日の仕事は、一日睡魔との闘いになりそうです。

 で、その一戦ですが、2対1でなんとかバルサが競り勝ちました。
 もう一つパッとしなかったなあ、というのが印象です。
 「やはりビジャレアルは強い」というのが正直な感想でしょうか。
 得点チャンスは、ほぼ互角か、もしかしたらビジャレアルの方が多かったかもしれません。どちらかと言うと、ビジャレアルのミスに助けられたと言ったら言いすぎでしょうか。

 いつもと決定的に違うのは、メッシのドリブルからの崩しがほとんどなかったことです。メッシの元気のなさは気になりました。 ほとんど試合に登場してこなかったと言ってもいいくらいです。
 一方で、シャビのキレは凄みを感じました。ボールのキープ力と前にすすむ力、正確なパスは今日の勝利のカギだったように思います。
 

 とにかく、これで年内の試合はおしまい。しかし、まだまだ16節を終えたところです。年明けは、1月3日に第17節、マジョルカ戦、6日には国王杯のアトレティコ・マドリー戦です。

 
 
 ところで、昨日は、レアル・マドリー対バレンシアの試合を観たのですが、いったいレアル・マドリーはどうしたのと言うのでしょうか。
 かろうじて、1対0で勝ちましたが、ちぐはぐさが目立ち、レアル・マドリーらしいプレーをしていたのは、ロッベンくらいでした。
 早く復調してほしいものです。強いレアル・マドリーがバルサの前に立ちふさがっていってこそ、リーガ・エスパニョーラです。

 では、バルサ対ビジャレアルの試合の動画をどうぞ。



 ところで、今日の試合の解説は、安永聡太郎さんでした。
 彼が解説するのを観たのは今日が初めてだったのですが、これまでもしてましたっけ?
 局面局面での技術論や戦術論に踏み込んだ、新鮮でわかりやすい解説で感心しました。
 また、実際にスペインでプレーした経験も生かした話の豊かさにも大いに共感がもてました。

 ご存知、安永さんは、わが宇部市の出身です。
 上宇部中学校から清水商業にすすみ、U-20日本代表。横浜マリノスや清水エスパルスなどで活躍しました。途中、2度、スペインに渡り、1997-98シーズンを過ごした2部レエダ次代の監督は、現レアル・マドリー監督のフアンデ・ラモスです。
 私がよく行くスナックのママさんの娘さんが安永さんと同級生で、以前は店にもちょくちょく来ていたそうです。




 ということで、今日は軽くリーガ・エスパニョーラの記事でした。
 では、また。






 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月15日 (月)

追加「大企業・大銀行支援」対策ですか?

 ポチです。
 寒い日が続きますが、お変わりありませんでしょうか?
 お互い健康だけはきをつけましょうね。

 
 

 さて、今日の話題はコレにします。
 
23兆円追加経済対策、首相が発表…消費税「3年後上げ」
 
200812122580801n  麻生首相は12日夜、首相官邸で記者会見し、急激な景気後退や雇用悪化に対応するため、総額23兆円規模の追加景気対策「生活防衛のための緊急対 策」を発表した。対策の裏付けとなる2008年度第2次補正予算案と09年度予算案は、来年1月5日に召集する通常国会に提出する。首相は、与党税制改正 大綱が引き上げ時期の明記を見送った消費税について、経済状況が回復すれば、3年後の11年度に税率引き上げを行う考えを表明した。
 首相は現在の経済情勢について、「米国(発)の金融危機は尋常ならざる速さで実体経済へ影響し始めている」との認識を表明した。
200812132665911n  消費税については「大胆な行政改革の後、経済状況をみたうえで3年後に消費税率引き上げをお願いしたい考えに変わりはない」と語った。さらに、年末までにまとめる税制抜本改革の「中期プログラム」には、11年度からの引き上げを明記する意向を示し、必要な作業を進めるよう与謝野経済財政相、中川財務相に指示したことも明らかにした。
 公明党を中心に消費税率引き上げに慎重論が広がっていることに関しては、「基本的に3年後に引き上げるという方針でやっていく。(私の方針が)与党の税制調査会の話にも、そんなに反しているわけではない」との認識を示した。
 民主党の小沢代表に関しては、「政策で民主党と話すのは大歓迎だが、衆院解散について話し合うつもりはない」としたうえで、第2次補正予算案と09年度予算案の早期成立に向け、通常国会での協力を求めた。衆院解散の時期は、「私が判断する」と強調した。
 今回の緊急対策は、首相が10月30日に発表した総事業費27兆円の「生活対策」などに続くものだ。財政上の対応が約10兆円で、09年度予算案で雇用創出に向け、地方交付税を1兆円増額することや、1兆円の予備費新設を盛り込んだ。金融面では、12日に成立した改正金融機能強化法に基づき、公的資金枠をこれまでの2兆円から12兆円に拡大する。
 麻生内閣の経済対策の規模は単純合算で52兆円となるが、重複分などを差し引くと40兆円台半ばになると見られる。

 ◆「生活防衛のための緊急対策」骨子◆

 【財政上の対応】▽雇用対策(約1兆円)▽雇用創出のための地方交付税増額(1兆円)▽「経済緊急対応予備費」新設(1兆円)▽政策減税(約1兆円)▽生活対策(金融措置を除く)(約6兆円)
 【金融面での対応】▽改正金融機能強化法に基づき、現在は2兆円の政府の資本参加枠拡大(10兆円)▽政策金融の「危機対応業務」発動・拡充(3兆円)
                (2008年12月12日23時25分  読売新聞)



 まず、言いたいのは

 「麻生さん、大丈夫ですか?」

 ということです。
 この間、麻生さんは迷走に迷走を重ねてきました。ああ言ったと思ったら、こう言って、それでも「どこがおかしいんですか?」とシラを切って・・・・。
 自民党税制調査会が、麻生さんの指示を無視して、消費税3年後の引き上げを明記しなかったのに、またしても「3年後」と言い切りました。
 今朝のワイドショーで自民党の平沢議員も「何を考えているのかわからない」とおっしゃっていました。ただでさえ党内基盤が弱い麻生さんですが、いよいよ自民党の方々からも見捨てられるんじゃないでしょうか。
 意地を張ったのか、ヤケノヤンパチなのか・・・・。

 

 いずれにしても、3年後の消費税引き上げは最悪です。
 「社会保障の財源」ですって?
 以前の記事にも書きましたが、社会保障というのは「所得の再配分」です。
 所得の多い方から低い方に所得をまわそうっていう社会保障の財源に、低所得者ほど負担の重い消費税をあてるなんてとんでもない話です。
 年金が月12万円程度の方でも年間7万円もの消費税を払っていると言われています。これをさらに引き上げるなんてとんでもない話です。
 
 そもそも、消費税を導入する時も、税率を引き上げる時も、「高齢化社会のため」など社会保障の財源を理由にしてきました。
 しかし、1989年の消費税導入以降、社会保障はどうなったでしょうか。
 健康保険の本人負担は1割から3割に増えました。国民年金の保険料は約2倍になりました。厚生年金の支給開始年齢は60歳から65歳に遅らされました。社会保障は、どんどんひどくなる一方です。
 では、消費税の収入はどこにいってしまったのか?
 大企業への減税と軍事費です。
 1989年から2007年までの消費税収入が約188兆円なのに対し、法人税の減収は約159兆円。軍事費の増額が約20兆円。ほとんど、これらに消えてしまったと言っても過言ではないでしょう。
 そして、その構図は、これからも変わりません。
 だって、日本経団連の御手洗会長さんも、いろんな修飾語や迂回した話をしながら、ちゃんと「法人税のいっそうの引き下げのために消費税増税を」とおっしゃっているんですもの。その話は、こちらからどうぞ(「修飾語」が多いので騙されないように読んでください)。
 もういいかげんに国民は騙されませんよ!
 
 
 
 で、今日一番言いたいのは、金融機関に対する公的資金の注入の問題です。
 アメリカの住宅バブルに踊り、あぶく銭に目がくらんで、サブプライムローンをはじめとした投機的な資金運用をセッセセッセとおこなって、その結果として、大穴を空けた金融機関に、なぜ、公的資金を投入して助けなければならないのでしょうか?
 
 貸し渋りや貸しはがし、あるいは下請け単価の切り下げで、倒産、あるいは倒産寸前に追い込まれている中小業者は数知れません。しかし、そうした方々はすべて「自己責任」です。
 
 私のまわりにも、「中小企業とはわけが違う。銀行が破たんしたら大変なことになるので、それは仕方がないんじゃないの」と言う友人が少なからずいます。
 
 しかし、金融機関には「自己責任」が取れないとでもいうのでしょうか?
 影響が大きい金融機関だからこそ、政府の責任で、キチッとした「自己責任」をとらせることこそが必要なのではないでしょうか。
 預金保険機構が資金を自己責任で調達し、金融業界全体の責任で長期的に返済することは十分に可能だと思います。
 
 
 そもそも、大銀行は、ぼろ儲けをしながら、優遇税制の恩恵を受けて、法人税は一切払っていません。
 その一方で、中小企業への貸し出しは大幅に減らしているといいます。
 全国銀行協会の会長である杉山清次みずほ銀行頭取は、「貸し渋りをしている意識はない。貸せないところには貸していないということだ」とうそぶいたそうです。
 それを「貸し渋り」というのですよ、杉山さん。
 
 知り合いの中小企業の社長さんがこう言って泣いていました。
 銀行が、「必ずまた貸すから、とりあえず一回返済してくれ」と言ってきたそうです。それを信じて、あちこちから工面して、なんとか返済して、あらためて融資のお願いに銀行に行ったそうです。そうしたら、銀行の担当者が「調査をしてみたら、あなたのところへの融資はどうも難しいですなあ」と冷たく言い放ち、あとは取り付く島もなかったそうです。
 

 そして、与党の自民党や公明党だけではありません。
 情けないのは、この法案の成立に、「国民の生活が第一」というスローガンを掲げる民主党も手を貸したことです。
 自民党と民主党を称して「二大政党」というのだそうですが、この2つの政党がそろって、庶民が苦しくても知らん顔で、大企業や大銀行ばかりに手厚い支援をする政治をおこなっているということです。
 
 
 
 「この国の政治は本当におかしい!」
 
 つくづく、そう思い知らされたポチでした。
 ではまた。







 

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008年12月14日 (日)

「クラシコ」 バルサ圧勝!

 ポチです。

 

 さあ、今日の話題はなんと言っても「クラシコ」。
 今朝も早起きして、バッチリTV観戦。

 

2対0 バルサ圧勝!

 最近のレアル・マドリーは、守備がズタズタなので、かなりの点が入るのではないかと思っていましたが、今日のレアルはよく守っていましたね。
 やはり、バルサ相手だと、他のチームを相手にするのとは違って、守備を重点に置き、引いて守ってカウンターという作戦に徹していたようです。いつもはサイドを駆け上がって攻撃参加するセルヒオ・ラモスも、今日は攻撃に参加する場面はまったくと言っていいほどありませんでした。
 その作戦は結構功を奏していて、レアルがカウンターで決定的場面をつくり、GKビクトル・バルデスの好セーブで救われた場面も何度となくありました。
 やはり、レアルはレアルです。

081214_soc_messi180  ほぼ、一方的に攻め立てたバルサでしたが、GKカシージャスのファインセーブもあり、レアルの堅守の前になかなか得点できませんでした。
 しかし、後半38分、右からのコーナーキックにプジョルが頭であわせたボールをエトーが押し込み先制。ロスタイムには、スルーパスをうけたアンリが走りこんできたメッシに合わせ、鮮やかなループシュートをメッシが決めて2点目。
 マークがきつかったからか、メッシのできはイマイチだったと思いますが、決めるときは決めますよね。
 髪もさっぱりと短くして、この方が似合うんじゃないでしょうか。
(写真は、2点目を決めた直後のメッシです=スポーツナビからお借りしました)

 

 それでは、この試合のYouTubeの動画をどうぞ。
 ちなみに、ご存じない方のために、背番号10の背のちっこいのがリオネル・メッシです。

 

 

 これで、勝点は、バルサ38、レアル・マドリー26。12点差がついてしまいました。
 今日は、2位のバレンシアも勝って、勝点30。明日おこなわれる4位セビリア対3位ビジャレアルも楽しみな一戦です。

 そして、次節の今年最終戦は、現在3位のビジャレアルとのたたかいです。美しく強いバルサの姿をこの試合でも見せてほしいものです。

 
 
 

 ということで、今日は、リーガ・エスパニョール特集でした。
 では、また。
 
 
 
 
 

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008年12月13日 (土)

開設2年目の記念の日に 「A PLACE IN THE SUN」

 ポチです。
 ここ山口県宇部市は、一時の寒さが和らぎ、日向に出るとホカホカとしていい気分です。
 北の方に行くと、そんな呑気なことは言ってはおられないのでしょうね。
 全国のみなさん。お変わりありませんでしょうか?
 
 
 さて、今日は、このブログを開設して、ちょうど2年目の記念日です。
 仕事に忙殺されて、更新できなかったことも何度かありました。
 最近では、気力がなえてしまって、更新しないだけでなく、2ヶ月近くもブログ界そのものから遠ざかってしまっていました。「ああ、このままブログともさよならかなあ」とその時は本当に思いました。
 なんとか気力を振り絞って、再開してからは、少し調子が出てきて、あきらめなくてよかったなあと思っています。
 
 毎日更新されておられる方は本当に尊敬します。しかも、そのなかには、長文なんだけどわかりやすい記事を書いておられる方も少なくありません。
 私は、文章を書くのがイマイチ得意ではないと言うか、ヘタクソなので、書くのにえらく時間がかかります。「ああでもない」「こうでもない」などと考え始めると筆がピタッと止まってしまって、なかなか先にすすめません。苦労のすえ書いた文章も、読み返してみると、わかりにくく、なおかつ「くどい」ものが多く、自分でも嫌になってしまいます。
 
 それでも、毎日、訪れていただく方がいらっしゃることは大変励みになります。それがあったからこそ2年間も続けることができたのだと思います。
 以前にも書きましたが、私がブログを開設していることを知っている人は、私のまわりには誰もいません。つまり、ここに訪れていただく方は、すべてブログを通じての友人ということになります。
 コメントやTBをいただいた方はもちろん、通過していっただけの方も含めて、本当にありがとうございました。
 そして、これからもよろしくお願いいたします。
 
 
 
 「A PLACE IN THE SUN」の由来やエピソード、それから歌詞については、半年の節目1周年の時の記事に書きましたので、ここでは割愛させていただきます。よろしかったら、過去の2つの記事を読んでみてください。
 
 今回紹介する動画は、浜田さんのコンサートツアー「ON THE ROAD 2006-2007」のオープニング部分です。このコンサートで浜田さんは、久しぶりにオープニングにこの曲をつかいました。

 それでは、ブログタイトルにさせてもらった曲をどうぞ。
 浜田省吾で「A PLACE IN THE SUN」です。
 







 

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2008年12月10日 (水)

ダメだこりゃ――いったい何のための「政権交代」なのか?

 ポチです。
 12月も3分の1が過ぎました。2009年もすぐそこですね。
 一年がたつのは早いものです。
 今年はとくに、仕事に追われるわりには成績はよくなく、しかも、体調は最悪の状態で、何が何だかわからないうちに過ぎ去っていった一年でした。
 みなさんは、この一年、いかがでしたか?


 今日の話題はコレです。

支持率急落:今は攻めない民主 対決の照準は通常国会に

 麻生内閣の支持率急落に勢いづく民主党だが、敵失に乗じて国会戦略で一気に攻勢をかける気配はない。首相問責決議案や内閣不信任決議案を温存し、早くも決戦の照準を通常国会に定めている。
 「仕掛けろ。通常国会冒頭でやれ。今は消化試合になってしまっとるやないか」。9日の常任幹事会で、石井一副代表が執行部を突き上げた。「こっちから仕掛ける必要はありません。あらゆる選択肢を織り込んでおけばいいんです」。山岡賢次国対委員長はこう応じた。
 「予算は通すものは通す、反対するものは反対。それで解散や」(石井氏)。08年度第2次補正予算案を巡る「話し合い解散」の提案だったが、山岡 氏は慎重な応答に終始。さらに「政界再編は一番の愚策。こっち(民主党)がまとまっていることが大事なんだ」と付け加えた。常任幹事会に先立つ役員会も含 め、首相問責や内閣不信任を巡る突っ込んだ議論はなかった。
 民主党は金融機能強化法改正案の12日参院本会議採決で自民党と合意し、新テロ対策特別措置法改正案も会期内採決の方針だ。一方で2次補正の「対案」として提出する経済金融対策関連法案が審議できるめどはたっておらず、今国会は「消化試合」の様相だ。
 内閣不信任に消極的な理由を国対幹部は「自民党に手を突っ込みすぎると『離党予備軍』封じ込め勢力に大義名分を与える」と語る。首相問責についても「会期末ぎりぎりの提出では形だけだし、審議拒否は国民の批判を招く」と否定的だ。
 民主党幹部は「このまま麻生太郎首相が延命し、支持率が徐々に下がって任期満了までいけばいい」と、逆説的なつぶやきを漏らす。「向こうが勝手にこけてくれるのを待つのが得策」というわけだ。
 ただ、こうした「相手の自滅待ち作戦」が党内に広く理解されているわけではない。9日、輿石東参院議員会長ら参院執行部が若手議員十数人を対象に 開いた懇談会では「経済金融対策6法案をしっかり出し、国会で正攻法で攻めるべきだ」など注文が相次いだ。衆院若手も「予算委員会審議でのアピールは不十 分。小沢一郎代表も『国づくり』のビジョンを語らない。ただ解散を求めるだけでは支持を得られない」と不満を漏らす。
 攻めに転じて追い込むのか、「自壊」を見守るのか。この日役員会を欠席した小沢代表は、地方行脚先の広島市内で「(麻生政権は)国民から内閣不信任を突き付けられている。総選挙は年明け早い時期に行われる」といつもの答えを繰り返すだけだった。【野口武則、小山由宇】
              毎日新聞 2008年12月9日 22時32分

 (太字はポチによります)


 ハッキリ言って、「こりゃダメだ」の一言です。

 これまでも、民主党については、その党略優先のものの考え方と行動に、何度となく文句をつけてきました。同じような話になるかもしれませんが、どうしても言わざるを得ません。

 ここで報道されている「常任幹事会」なり「役員会」の論議の中に、「国民」、あるいは「国民の暮らし」という視点がわずかでもあるでしょうか?



 いま、大企業による身勝手な雇用破壊と中小業者いじめ、大銀行による貸し渋り、貸しはがしが横行する中、国民の暮らしが破壊的なダメージをうけています。
 山口県に限ってみても、発表されているものだけで、マツダ(防府市)500人、MCS(三井金属 下関市)700人、NEC(宇部市)230人、THK(山陽小野田市)300人の非正規雇用労働者の解雇がおこなわれようとしています。発表されていないのでわかりませんが、漏れ聞く話によると、これ以外にも、数多くの若者が、この年の瀬に、文字通り、路頭に迷おうとしています。
 県内の1000万円事情の負債による企業倒産は、10月が14件、11月9件と過去5年間で最悪の数字を記録。今後も倒産の「多発状況」が懸念されていると言います(「山口新聞」12月9日付)。倒産企業の労働者も、この寒空に放り出されてしまったわけです。

 私は今、労働者や倒産企業を数字で書きました。しかし、実際は、「500」や「700」という数字の問題ではありません。一人一人の生身の労働者の生活であり、これからの人生です。
 いま、その生活や人生が破たんの危機に直面しているとき、政治はどういう役割を果たさねばならないでしょうか。

 1999年の「労働者派遣法」の完全自由化をフルに活かし、正規労働者を非正規労働者に置き換え、コストを削減することで大企業は空前の利益をあげてきました。それを、赤字に陥ったわけでもない、単に利益が減ったというだけで切るなどということが許されるはずもありません。
 労働契約は、労務の供給うけることを目的にしています。同時に、その契約は、契約する一人一人の労働者の生活と人生を左右するという重みを持っています。ですから、企業による整理解雇には厳しい制約が設けられているのです。それは、派遣契約であってもまったく同じことです。

 企業の第一義的な目的は「利益をあげること」です。それは、まさに「本能」とも呼ぶべきものです。
 しかし、「本能」にまかせた行動を企業がとることを許せば、その社会は破滅です。それに待ったをかけるのが「政治」というものの役割ではないでしょうか。

 「労働者派遣法」の完全自由化には、民主党も賛成しました。まず第一にその責任があります。
 同時に、この事態に立ち至って、国民の暮らしを守るために、何をおいても身勝手な労働者の首切りは許さないという毅然とした態度で大企業に立ち向かっていくこと、そして、自公政権にそのことを正面から迫っていくことこそ、「国民の暮らしが第一」を掲げる政党の責任なのではないでしょうか。


 「こっちから仕掛けるのが得策」なのかどうかは知りませんし、「自民党に手を突っ込む」ことがいいのかどうなのかは知りません。
 しかし、そんなのんきなことを議論している時ですか?
 国民の暮らしが危機に瀕している時に、それを守ること以上に大切なことなどあるでしょうか。
 「どうやったら政権交代できるのか」には一生懸命でも、国民が今直面している苦難をそうするのかは二の次三の次なのだとしたら、まるで、本末転倒です。




 民主党のみなさんに申し上げます。

 「あなたたちは、何のために『政権交代』しようとしているのですか?」

 ハッキリと言います。
 仮に、総選挙であなたたちが勝ったとしても、国民はあなたたちには何も期待できないでしょう。
 「国民の生活が第一」などという事実と異なる看板はただちに下ろすことを心からおすすめします。






 

| | コメント (1) | トラックバック (2)

2008年12月 9日 (火)

「喫煙室問題」の背景――黄柳野のこと

 ポチです。
 今日も朝から雨模様で、寒さが一段とこたえました。
 とくに、うちの職場は、室内禁煙で、タバコをすう時は外に出なければなりません。こう寒いとタバコを吸うのにも覚悟が必要です。
 みなさんのところではいかがでしょうか?



 ということで、今日の話題は昨日の「毎日」に載っていたコレです。


社説:視点 喫煙室事件 社会の包容力も問われている

                      =論説委員・三木賢治

 社会のありようにかかわる難問を突き付けられた形だ。愛知県新城市の私立黄柳野(つげの)高が生徒寮に“喫煙室”を設けたため、県青少年保護育成条例に違反するとして県警の家宅捜索を受けた事件のことだ。
 言うまでもないが、20歳未満の高校生の喫煙は未成年者喫煙禁止法で禁じられている。それなのに教職員が喫煙を助長していたとすれば由々しき一大事だが、同高の場合は他校の中退者ら複雑な事情を抱える生徒を全国から受け入れていることもあって、話は単純ではない。
 13年前の開校以来、いくら指導しても、隠れてたばこを吸う生徒が後を絶たなかった。昨年1月、女子寮でボヤ騒ぎが起きたのを機に、教職員会議で激論の末に寮内の空室を禁煙指導室として在校生約230人の約3割を占める喫煙者に提供することにした。同室での喫煙を黙認する代わり、室外での喫煙を厳禁。喫煙者は毎月、専門家のカウンセリングを受け、10年までに禁煙するのが条件だった。「違法は承知だが、無理やりやめさせれば隠れて吸う。火事の危険もある。苦渋の選択だった」と辻田一成校長は説明する。
 “喫煙室”の存在は今年10月、警察の知るところとなり、未成年者に喫煙場所を提供したとして摘発されたわけだが、その評価は分かれよう。嫌煙が 世界の潮流となっている折、指導が手ぬるいと批判されてもおかしくない。一方で、教職員が生徒の事情をくんだ指導法ならば、相応に尊重されねばなるまい。
 大切なのは、建前では割り切れない問題があると知ることではないか。一筋縄でいくはずのない正邪、勝敗、損得などを二者択一式に判断する風潮が広がる。多数派の価値観に合わないと、規格外として排除する傾向も強まる。情理の理が強調され、情の影は薄れる。世の中がぎくしゃくしていると嘆く人が目立 つのも、無理からぬ話だ。
 刑罰に関しては、“大岡裁き”が通用しにくい時代になったのかもしれない。世論は厳罰化になびき、捜査機関は無用な批判を浴びたくないと考えがちだからだ。人々は自説を貫く自信を欠き、社会は包容力を失っているようにも映る。
 同高の“喫煙室”は捜索の後、閉鎖された。生徒たちは学校の将来を憂え、校長らが犯罪者にされることを心配している。全校で今年度中の禁煙を申し合わせたが、早々に禁煙に踏み切る生徒が相次ぎ、隠し持っていた30個近い灰皿が自主的に廃棄された。司直が結論を下すのは、生徒たちの禁煙の行方を見極めてからでも遅くはあるまい。
                  毎日新聞 2008年12月8日 東京朝刊

 

 この記事の視点には概ね同意します。

 実は、この黄柳野高校というのは、私の息子の母校です。彼が在学中は、何度も足を運びました。ですから、少しは学校のことも知っています。今回の問題がおこって世間を騒がせていますが、このことを聞いた私の感想は「黄柳野らしいなあ~」でした。


 黄柳野高校は、全国から不登校の子や問題があってそれまでの高校をやめざるを得なかった子どもたちが集まっている全寮制の高校です。

P21919452

 ↑黄柳野高校です。息子の卒業式の日に撮った写真です。
 右の方が正面玄関。右の方が写っていませんが、正面玄関の左右に教室が並んでいます。木造の非常にユニークな校舎です。


 息子が黄柳野に行くことになった経過は、この記事で書いています。よかったら読んでみてください。ここに書いた「愛知のある高校」というのが黄柳野です。


 そもそも、黄柳野高校のことはよく知らなかったのですが、黄柳野に息子を行かせようと思ったのは、学年途中からでも、とにかくうちの息子を入れてもらえそ うであることと、当時、若林繁太さんが名誉校長だったことを知ったからです。教育問題には疎い私でも、若林さんの著書「教育は死なず」は読んだことがあり、感銘を受けていました。
 ただ、それだけだったのです。
 それが、何度か、黄柳野に通ううちに、黄柳野の良さがわかってきました。


 全寮制の高校なので、長期休暇の間はもちろん、学期の中間にも休みがあって、自宅に戻れるようになっています。そして、その際には、迎えに来る父母との懇談会などが設定してあります。
 息子が、万が一にも「いらん子を家から排除した」なんて思ったら大変だと、夫婦で一生懸命通いました。愛知県の山の中。確か、静岡県との県境がかなり近かったと思います。片道、7~8時間だったと思いますが、車を飛ばして行っていました。ひどいときは、前の晩に出発し翌朝着いて、懇談会に出て、息子を乗せて午後に出発、夜中に宇部に帰ってくる、24時間で1万6千キロを走るという強行軍もありました。


 その懇談会では、父母からいろんな意見や要望が出されます。
 最初の頃は、「いったい何のこっちゃ」という気分でした。
 だって、出される要望が、たとえばこんなものだったからです。

 「子どもに授業に出るようにさせてください」
 「タバコをやめさせてください」


 はあ?
 っていう感じでした。

 で、スタッフ(「先生」とは言いません)のみなさんがそれに答えるのですが、それを聞いて、「あ、ひょっとしたらいい高校に来させたかな」と思ったものでした。

 スタッフの方の答えはこうです。

「無理やり授業に出させても、けっしてその子のためになりません。自分から授業に出ようと思うようになることが大事なのです」
「タバコを禁止だと言って取り上げ、子どもたちを監視し、吸った子どもを処罰するというのでは何の問題も解決しません。自分自身でタバコはやめるという意思を持たせることが大事なのです」


 教育には、「理想」と「現実」があります。
 ほとんどの教師の方は、高い理想をもち、がんばっておられます。
 しかし、「現実」の前に「理想」は霞みがちです。実際の教育現場の困難さから「理想」とかけ離れた実践をせざるを得ない場合が多いのではないでしょうか。
 黄柳野は、あくまでも「理想」から出発し、「現実」をそこに近づけていこうと努力している学校なのだと思いました。
 ただ、それは言うほどには簡単ではありません。
 子どもたちを取り巻く社会は矛盾だらけです。醜い大人たちを見て子どもたちは成長します。それが学校現場に深刻な影を落としています。数多くの矛盾の前に、私の目から見ても、けっしてうまくいっていたとは言えなかったと思います。
 それでも、「理想」を大事にする、「理想」を貫こうとする黄柳野の姿勢は好きでした。

 たとえば、こんなことがありました。
 息子の寮のスタッフの方が、危険物取扱いの資格を得る国家試験に挑戦してみないかと呼びかけました。「ガソリンスタンドのバイトをする際も、この資格を持っていれば自給が高くなるぞ」という呼びかけが効いたのかどうか、うちの息子をはじめ、たしか10名前後の子どもたちが勉強を始めました。授業にもろくすっぽでない子どもたちが、毎夜、一生懸命勉強をしたそうです。そして、ほとんどが合格しました。
 子どもたちの自主性を引き出せれば、真剣に努力するし、大きな力を発揮するということの実証だったと思います。

 それから、こんなことがありました。
 ちょうど、そのころ中越地震がおこりました。子どもたちの一人が「救援のボランティアに行きたい」と言ったそうです。
 学校は、その声に応え、希望者を募り、数名だったと思いますが、スタッフの方もついて、授業扱いで被災者救援のボランティアに行きました。うちの息子も志願して行くことを知った時は、ちょっぴり息子を自慢したくなったものです。



 黄柳野の矛盾は、教育実践の困難さとともに、経営の問題も抱えていたように思います。
 正確にはよく覚えていませんが、当時の黄柳野は一学年100人前後だったのではないでしょうか。友人の私立高校の教員に聞くと、「とても、その生徒数ではまともな経営はできないだろう」とのことでした。
 

 この矛盾は、学校の基本理念をも揺り動かしていました。息子が卒業する前あたりには、生徒数を増やすために、「理想」から離れて、「普通」の高校になろうとする動きもありました。

 現在の黄柳野がどうなっているかはわかりませんが、今回の「喫煙室問題」をみると、その基本は守られているのかなと思います。


 「理想」を大事にし、困難であってもそれに立ち向かっていく。そしてあるがままの子どもたちを受け入れ、その自主性を何よりも大事にし、成長を援助していく。いま、そんな高校がもっともっと必要なのではないかと強く思います。



 直接、「喫煙室問題」とは関係ない思い出話のような話になりました。でも、「喫煙室問題」の背景を考える上での参考になれば幸いです。


 では、また。





 

| | コメント (3) | トラックバック (2)

2008年12月 7日 (日)

どうしてこうまでに知性のない人がそろってるんだろう

 ポチです。
 今日は、昨日ほどの寒さではなくてホッとしました。



 今日は今朝おこなわれたリーガ・エスパニョーラのバルサ対バレンシアの一戦について書こうかと思っていたのですが、こんなの↓を見たら、はらわた煮えくり返る思いで書かざるを得ません。


笹川・自民総務会長:「少子化相になれたのは、子供産んだから」 小渕氏起用で発言

 自民党の笹川尭総務会長は6日、松江市内であったパーティーであいさつし、小渕優子少子化担当相=について「なぜ(担当相に)な れたかというと、子供を産んだから。結婚しても子供がいなければ『少子化(対策)の方法が分かっているのか』と言われる」と発言した。
 子供を産まなければ少子化対策にあたることができないとも受け取れる発言で、今後論議を招きそうだ。
 笹川氏は「人口は努力しないと増えませんよ。近ごろの若い人は努力が足りない」とも述べた。同氏は9月にも、米下院が金融安定化法案をいったん否 決したことに関連し「下院議長は女性。男性とはひと味違うような気がする、リードが。それで破裂した」と発言していた。【山田夢留】
                                       毎日新聞 2008年12月7日 東京朝刊

 
「中山前国交相は正しい。文科省いらん」鴻池官房副長官
                                           2008年12月6日18時36分 asahi.com

 鴻池祥肇官房副長官は6日、大分県杵築市の講演で、「日教組が悪い、という中山さんは正しい。文部科学省、あんな役所いらんと思うくらい、ろくなやつが おらん」と述べ、中山成彬・前国土交通相を擁護したうえで日教組や文部科学省を批判した。中山氏は麻生政権の発足直後、日教組批判や成田空港をめぐる発言などで辞任している。
 鴻池氏は、日教組について「学校があるのに『今日、日教組の会合だ』と言っていなくなる。まして『君が代を歌っちゃいかん』(と主張している)」 と指摘。「教育とは未熟な子供を立派な大人にすること。ひとさまに迷惑をかけないこと。そういう教育の基本理念が教師にも、教育委員会にも、文科省にもな い」とも語った。



 まず、笹川さん。
 「人権」とか「男女同権」とかの概念がまったくなく、自民党政治、つまり自らの及ぼしてきた害悪についてまったく無自覚な人物であることがよくわかります。

 まず、小渕さんが大臣になれた理由について、「子どもを産んだから」というのは、まあ、自民党のみなさんの発想というのはこんなものでしょう。これは、笹川さん自身が「自民党が救いようのないくらい程度が低い政党だ」ということを暴露したみたいなものですね。でも、そのことにご自分ではお気づきになっておられないようなのが哀れです。

 次に、「子どもがいなければ『少子化(対策)のことがわかっているのか』と言われる」との発言についてです。
 よくわからないのですが、誰にこんなことを言われるののでしょうか?
 誰かに言われるというよりも、ご自分でそう思っておられるのではないでしょうか。「子どももようつくらんヤツに少子化対策なんかできるか!」って。

 そう推測されるのは、その後の次の発言からです。
 「人口は努力しないと増えませんよ。近ごろの若い人は努力が足りない」

 つまり、少子化問題というのは、若い人の努力の問題だと思っておられるわけです。その発想からすれば、「自分で努力せず子どもをつくっていないのに、他人に努力せよとは言えないだろう」というふうに考えるのは、ある意味必然です。


 驚くべきことに、衆議院議員であり、政権党の総務会長である笹川さんは、つまり、こう宣言されたわけです。

 少子化問題というのは「政治の問題」ではない!まごうかたなく「個人努力の問題」である!


 もう、あきれてモノも言えません。
 笹川さん?
 産みたくても産めない状況にしたのは、あなた方自民党の政治の責任ですよ!
 そんなこともわからないのですか?


 そして、そして、米下院議長が女性だったから金融安定化法案が否定された、と。
 情けない。
 頭の中は、江戸時代か明治時代。
 恐ろしいのは、そんな人が政権党の最高幹部の一人だということですよね。


 
 それから、鴻池さん。
 もう、いちいち指摘するのも面倒くさいくらいつまらんご意見です。

 鴻池さんいわく、「教育とは未熟な子どもを立派な大人にすること」だそうですから、まずなによりも鴻池さん自身が「教育」をお受けになることをおすすめします。
 それとも、ご自分が「立派な大人」だとでも思っておわれるのでしょうか。もし、そうだとすると、度し難い「無自覚」だといえるでしょう。発言のすべてに大人としてのまともな「知性」がまったく感じられません。

 そう思って、鴻池さんのHPを覗いてみましたら、最新の「鴻池だより」がコレ↓でした。

 感激しました。感動しました。昨夕の麻生総理の記者会見。4度目の総裁選で勝利した時も、日本国総理大臣になられた時も、なぜかそれほどの感動を覚えませんでした。
 でも昨夕の総理記者会見に侍立をし、すぐ近くで麻生総理の自信と誇りに満ちた記者会見に、出会ってから33年間の思いがこみ上げて涙を隠すのに大変でした。麻生総理は自らの政策を自らの言葉で語り、そう!!打って出たのです。
 例の、ホテルオークラのバー「ハイランダー」。小原流家元代行小原稚子さんと麻生総理、そして私と3人「みずいらず?」で楽しく語り合ったのも昨夜のことでした。
 明日から11月。秋も深まります。
                                  10月31日 午後5時 官邸 副長官室にて



 ゲッ!

 あの麻生さんの10月30日のトンデモ会見に鴻池さんは感動を覚えられたそうです!
 涙を隠すのが大変だったそうです!
 「定額給付金は全世帯に」、「高速道路はどこまで行っても1000円以下に」、「道路特定財源のうち1兆円を地方に」など、国民はもとより、自民党内からも総すかんを食ったあの会見にです。
 そして、のちに自ら失速したのに、「大事なのはスピード」と大見得を切ったあの会見をです。
 麻生さんの無能ぶり、思考能力のなさが証明された会見、あるいは、これ以上ないという恥をかいた会見だと思っていたのですが・・・・。

 恥ずかしげもなく、いまだに削除せずに、これをHPに掲載しているということは、この事態になっても、この「感動」は微動だにしておられないのでしょうね。

 鴻池さん、「未熟な子ども」はともかくとして、「未熟な大人」はどうすればいいのでしょうねえ?
 少なくとも、政治の舞台からは消えていただきたいのですけど。
 エッ、そうです。あなたのことですよ、鴻池さん。お友達の笹川さんとごいっしょにね。




 ということで、バレンシアを粉砕したバルサのことが書けなくて悔しい思いをしているポチでした。
 次節は、いよいよクラシコ。
 レアル・マドリーを完膚なきまでやっつけてくれるでしょう。






 

| | コメント (1) | トラックバック (1)

2008年12月 6日 (土)

雇用問題――蛇口を開けっ放しにしておいて貧相な器で受けようったって無理です

 ポチです。
 12月に入りました。
 昨日から本当に寒くなっています。
 天気予報では、山口県は、昨晩から今日にかけて、平野部でも雪が積もると言っていたので、「積もってるかなあ」と朝起きて外を眺めましたが、屋根の上がうっすらと白くなっている程度でした。
 でも、今日一日、雪が降り続いています。とても積もるほどではありませんが、このまま夜まで降り続くと明日の朝は大変なことになるに違いありません。

 加藤周一さんが亡くなられました。
 宇部市で講演された際、その話に深く感銘をうけました。日本を代表する「知性」だっただけに、非常に残念に思います。
 ご冥福をお祈りします。


 さて、今日の話題はコレです。

追加雇用対策:都道府県に雇用基金 総額1500億円--政府・与党方針
◇140万人下支え
 自民、公明両党は5日、今後3年間の追加雇用対策をまとめ、麻生太郎首相に提言した。各都道府県に基金(総額1500億円)を設け、失業した非正 規労働者や中高年が社会復帰するまでの間、一時的な仕事に就けるようにする緊急雇用創出事業(仮称)を創設することなどが柱。雇用保険の積立金と一般財源 から1兆円ずつ、計2兆円を支出し、140万人規模の雇用を下支えする。来週にも、政府・与党方針として正式決定する。
 政府の追加経済対策では、60万人の雇用を支える方針を掲げたが、11月以降、期間従業員や派遣社員の契約を更新しない動きが急速に広がってい る。このため失業率が過去最悪(5・5%)を超える6%まで悪化することも想定し、140万人規模の雇用を支える対策へと拡大した。一般財源からの1兆円 は、主に緊急雇用創出事業に投入する。基金用にまず1500億円を2次補正で支出し、状況に応じてその後も必要な積み増しをする。
 その他の主な対策は、派遣社員を派遣先企業が直接雇用した場合、正社員としての雇用なら1人当たり最大100万円、有期雇用なら同50万円を支給 (大企業は半額)▽悪質な採用内定取り消し企業名の公表▽非正規労働者の雇用保険の加入条件を「1年以上の雇用の見込みがある場合」から「6カ月以上」に 緩和▽社員寮から出る失業者に対する住宅の提供--など。厚生労働省は雇用保険法の改正案を来年の通常国会に提出する。【堀井恵里子】
==============
 ■与党の雇用対策■
・140万人の雇用下支えに3年で2兆円
・派遣社員の正社員採用に1人あたり最大100万円(大企業は半額)支給
・失業した非正規労働者や中高年のつなぎ雇用創出へ都道府県に基金(総額1500億円)を創設
・雇用保険の拡大(非正規労働者の加入条件は「6カ月以上の雇用の見込み」に緩和など)
・悪質な内定取り消しは企業名公表
・雇用調整助成金の対象に雇用期間6カ月未満の非正規労働者、新卒者も加える
・社員寮を出た失業者に敷金・礼金貸与、雇用促進住宅の提供
                   毎日新聞 2008年12月6日 東京朝刊

 


 全国で、派遣社員や期間労働者など非正規雇用の「雇い止め」という名前の解雇が相次いでいます。
 私の住んでいる宇部市やお隣の山陽小野田市でも大量の失業者がうまれるようです。
宇部市にあるNECの工場が大量の派遣労働者を解雇しているそうです。また、山陽小野田市にあるTHKでは、400人の期間社員の解雇がおこなわれているそうです。
 また、この地域の最大の企業である宇部興産でも、派遣社員の解雇がおこなわれていると聞きます。
 まるで、底なしの様相です。


 では、記事にある与党の雇用対策はどうなのでしょうか?
 まあ、やらないよりはやった方がいいのですが、「こんなものでどれだけの失業者が救えるのだろうか」と思わざるを得ないものです。

 この「雇用対策」の一番の欠陥は、これらの対策がいずれも失業者がうまれた後の対策でしかないということです。
 さっきも言いましたが、「底なし」の様相です。新聞に「・・・社が●●人の派遣社員を解雇」などという報道が出ない日はないと言ってもいいくらいです。
 蛇口を開けっ放しにしておいたままでは、どんなに立派な器を準備したとしてもいつかは必ずあふれ出てしまいます。ましてや、器が貧相であれば、アッという間にあふれてしまいます。
 いま、大切なのは、失業者を可能な限り出さないこと、つまり、「安易な解雇は絶対に許さない」ということに政治が責任を持つことではないでしょうか。


 もちろん、中小零細企業が生き残るために、涙を呑んで従業員さんに辞めてもらうという場合など、誰がどう見ても「仕方がない」ということはあるでしょう。
 しかし、今、問題になっているのは、巨大な企業です。そして、これらの企業は、現に利益を立派にあげています。
 たとえば、NECは、10月末に、景気の悪化に伴って、今期の業績予想を下方修正すると発表しています。その下方修正した後でも1200億円の営業利益があるとしているのです。また、昨年3月末時点で、9000億円もの内部留保をもっています。
 「儲けが減るのはいやだから労働者のクビをきる」、こんな勝手が許されていいのでしょうか。

 労働者は生身の人間です。そして、派遣契約であれ、期間契約であれ、その契約は、その労働者の生活と人生のこれからに直結しています。突然の契約破棄によって、文字通り、生きることを即否定されてしまう場合だってあるのです。
 それだけに、派遣といえども、「雇用」したことに対する社会的責任が企業にあることは当然です。
 今、政治に求められているのは、この社会的責任を企業に果たさせることではないでしょうか。

 麻生首相は、日本経団連の御手洗会長などに雇用安定の「要請」をしたようです。次の記事をご覧ください。

麻生首相:経団連会長、日商会頭に雇用安定への協力要請
 麻生太郎首相は1日、首相官邸で日本経団連の御手洗冨士夫会長、日本商工会議所の岡村正会頭と会談し、雇用環境の改善に関し、(1)雇用の安定 (2)賃上げ(3)内定取り消しの回避--の3点で協力を要請した。金融危機を背景とした雇用情勢の悪化を受けたものだが、雇用対策に取り組む政権の姿勢 を強調する狙いもあったようだ。
 要請に対し、御手洗会長は「雇用の安定維持については経済界としても努力する。内定取り消しについては首相の要請を周知する」と応じた。(後略)
                  毎日新聞 2008年12月1日 20時57分

 ところが、その3日後、・・・・・。

請負・派遣1200人削減 大分キヤノン、デジカメ不振
                    2008年12月4日7時6分 asahi.com

 キヤノンのカメラ生産子会社、大分キヤノン(大分県国東市)が製造現場で働く1千人超について、請負会社などとの契約を解除することがわかった。デジタ ルカメラ販売が伸び悩んでいることに対応する。厚生労働省関係者によると、年内にも実施され、多くの人が職を失うことになる見込みだ。
 大分キヤノンが解除を検討しているのは、ライン生産などに従事する請負会社8社(従業員計1131人)との請負契約や、派遣会社13社(計46人)との派遣契約。請負・派遣会社の従業員とも、契約解除が直ちに解雇につながるわけではない。
 一方、大分キヤノンはホームページで、自社で直接雇用する期間従業員を募集しているが、人数について親会社のキヤノンは「決まっていない」としている。
 デジカメ市場はここ数年、年率2~3割と右肩上がりで伸びてきた。だが、金融危機で海外需要が伸び悩み、08年の世界の出荷台数は初めて前年実績 を下回る見込みだ。デジカメ各社は相次いで販売計画を下方修正。最大手のキヤノンは10月末、コンパクト型を2500万台から2350万台に改めた。
 競争激化で、コンパクト型の販売価格は落ち込んでおり、「消耗戦が加速している」(アナリスト)という。
 今回の人員削減計画について、親会社のキヤノンは「こちらで出した数字ではないので把握していない」(広報)と話している。

 

 「努力」した結果がこれだということのようです。
 麻生さんもなめられたものですね。

 「要請」ではダメです。企業に社会的責任を果たさせるという確固たる姿勢が必要なのだと思います。
 「整理解雇四要件」というのがあります。労働者を解雇するときは、次の四つの要件が必要だというものです。
  ①人員削減の必要性
  ②解雇回避の努力
  ③人選の合理性
  ④労働者との説明協議義務


 さっきも言いましたように、労働者の職を奪うということは、その人の生活とこれからの人生を奪うことに匹敵します。だからこそ、こうした厳しい要件が課せられて当然なのです。
 先のNECはじめ、この間、非正規労働者の解雇をおこなってきている大企業には、いずれもこの「整理解雇四要件」には当てはまりません。
 「儲けが減った」という程度では、当然ですが「人員削減の必要性」はありませんし、当然ですが「解雇回避の努力」もされていません。そして、「労働者との説明協議義務」も果たされていません。
 であるならば、解雇は無効であるはずです。

 麻生さんは、そのことを正面から企業に問い、「労働者をモノ扱いし使い捨てにすることは許さない」という姿勢をとるべきです。

 そうして、蛇口をキチンと閉めてこそ、その他の雇用対策も生きてくるのではないでしょうか。




| | コメント (0) | トラックバック (2)

2008年11月29日 (土)

長女の誕生日の日に――SHOGO's Words No.27「Happy Birthday Song」

 ポチです。
 いかがお過ごしでしょうか?
 今日のカテゴリーは、一応「浜田省吾」にしていますが、実は私の家族のことを書きます。少し長いエントリーになりますが、お付き合いください。

 11月29日、今日は長女の誕生日です。
 あの日は、本当に寒い一日で、当時住んでいた山口市にその年の初雪が降った日でした。
 仕事を抜け出し、バイクで病院に駆けつけたことを昨日のことのように思い出します。


 わが家では、癌が再発し、抗がん剤治療を受けていて、けっして体調がいいとはいえないカミさんに代わって、長女が家事一切を引き受けてがんばってくれています。
 その彼女のことを書きます。


 私の転勤で、長女は、山口県の田舎の無認可保育園から、いきなり東京の小学校に入学しました。さらに、世田谷区から足立区への転居に伴い、転校。そして、5年生の最後の3ヶ月と6年生の1年間は、またまた私の転勤で、宇部市の小学校に通いました。
 中学校進学時には、宇部市内の現在の家に転居したため、小学校時の友人のまったくいない中学校に入学。
 本当に親の都合で、かわいそうなことをしたと思っています。


 高校1年の夏休み明けから学校に行かなくなり、そして、学校をやめてしまいました。
 本人と話すと、部活の先輩が自分をにらむ、怖いというのです。一方、学校で先生の話を聞くと「そんなことはないと思う」とのことでした。


 それから、荒れた日々が続きました。
 部屋に閉じこもって出てこない。
 自傷行為を繰り返す。
 まだ小さかった妹や弟をいじめる・・・・・・・。


 そんな日々が1年くらい続いたでしょうか。ある日、私たち夫婦に対し、娘が何かをぶつけるように叫びました。

 「お母さんもお父さんも何もわかっていない!」と・・・。

 娘が東京時代の小学校4年生の時にいじめにあっていたことをそのとき初めて知りました。
 ある時など、跳び箱のなかに閉じ込められたりもしたそうです。
 私たち夫婦は、そんなことはまったく知りませんでした。
 私は、東京時代は、出張が多く、全国を飛び回っていました。カミさんは、看護婦をしながら、保育園に通う2人の妹や弟の世話に明け暮れていました。
 そんな私たちに気遣ったのでしょう。彼女は、いじめをうけていることなどおくびにも出しませんでした。
 しかし、それはずっと彼女の大きな心の傷になっていたのです。
 あとになって気づいたことですが、小学校時代のいじめ以降、彼女は、いつも人の目を気にし、ビクビクしながら生きてきたのだと思います。「部活の先輩がにらむ」ということも、その先輩にとっては普通に見ただけだったのかもしれません。しかし、彼女には、それが恐怖だったのです。



 そして、高校一年のときに私が投げかけた彼女への言葉。

 「お前はどんどん腐っていってるんじゃないのか?」


 仕事の忙しさを理由に、子どもたちの勉強などほとんどみたことのなかった私でしたが、それでも、カミさんに言われ、時々は勉強をみていました。
 当時の私の持論は、「数学は他の学問とは質的に違って大事。数学は論理学であり、ものを考える力を養う学問」というもので、異常に数学を重視していました。
 自分としては、随分丁寧に教えているつもりだったのですが、まじめに考えて数学にとりくもうとしない彼女に、私は切れてしまいました。
 そして、彼女に投げかけたのが先の言葉です。
 言い訳ですが、自分としては、彼女を激励するつもりだったのだと思います。
 でも、本当にひどい言葉です。思い出すたびにひどい自己嫌悪に陥ってしまいます。



 彼女は、叫びました。

 「お父さんの言葉で私がどれだけ傷ついたかわかるか!」

 恥ずかしながら、彼女にそう言われるまで、自分がその言葉をはいたことすら覚えていませんでした。
 激しいショックをうけました。
 自分がいかにダメな父親であるかを思い知らされました。



 その後もしばらく、自傷行為やものを壊したりということが続きました。
 そして、決断しました。
 カミさんと二人で、評判の医者がいるという岡山県の精神病院まで出かけ、相談しました。

 私たち夫婦が自分のことを真剣に考えてくれているということがわかったからでしょうか。それを境に彼女の私たちに対する攻撃的な態度も少しずつ変わってきたと思います。



 岡山の病院では、通院するにも入院するにもあまりにも遠いので、近くの病院を紹介しようということになって、福岡県の精神病院を紹介してもらいました(けっして近くはないのですが、山口県内にその病院が紹介できるような病院がなかったのです)。
 彼女に、そのことを説明し、「行ってみようよ」と話しました。彼女から、「行ってみる」との返事がもらえたときは、夫婦でホッとしました。



 福岡県の病院を受診した初日。
 比較的若い男性のドクターでした。なんとなく「うまくいきそうだ」と思った矢先でした。ドクターの一言に反応し、彼女は半狂乱になって病院から駆け出していってしまいました。
 それから約1年、時には嫌がる彼女を励ましながら、3週間に一度の割合で受診を続けました。最後の頃は、彼女もそのドクターを信頼していたような気がします。



 私は、仕事を1ヶ月間休職し、一日中、娘といっしょにすごしました。その後は、カミさんが休職しました。
 もちろん、私が彼女にしてやれることは何もありません。何か話してくれるわけでもありません。ただ、娘の傍にい続けることが大事だと思ったのです。



 病院を受診したある日、ドクターから、私たち夫婦に言われた言葉は衝撃的でした。

 「境界型の分裂症(今で言う統合失調症)だと思います。うつ病の場合は、今ではいい薬も出てますので、必ず治ると言えるのですが、分裂症はそうは言えません。快方に向かう場合もありますし、そうでない場合もあります。何とも言えません」

 帰りの車の中ではものを言う気力もありませんでした。



 その後、県内の病院に通うようになったのですが、そこもやめ、今は病院にはかかっていません。一応、薬がなくても過ごせるようになりました。

 何度か、バイトに行ったこともあるのですが、どれも人間関係のプレッシャーに押しつぶされて長くは続きませんでした。


 こんなこともありました。
 ある雨の日、彼女は、カミさんと買物に出かけていました。3時からバイトが入っていたのですが、彼女はその時間が過ぎるまですっかり忘れていたのです。彼女は半狂乱になり、カミさんが目を離した隙に、雨のなか、姿を消してしまいました。
 カミさんが必死になって探したのですがみつかりません。
 そうこうしているうちに、消防署から娘を保護しているとの連絡がありました。雨の中、路上に倒れているのを通りがかりの人がみつけて119番してくれたそうです。
 カミさんが駆けつけてみると、彼女は、恐怖に顔を引きつらせて、「家には帰らない」と言い、しばらくして落ち着くまで救急車の中で過ごしたそうです。
 仕事だったことに気付いた時点で、バイト先には体調が悪いので休むという連絡はしていたのですが、なかば無断でバイトを欠勤したことで、「みんなが自分をどう見るだろうか」という不安が彼女を襲っていたのではないでしょうか。それは、たぶん彼女にとっては、「恐怖」とも言えるものだったのでしょう。



 彼女は、日常生活に何の支障もありません。普段は、人間関係をつくるのが下手なだけの普通の若い女性です。
 「大学に行きたい」と独学で一生懸命勉強して大検を受検。一発で合格をした頑張り屋さんでもあります。
 しかし、何か、彼女の心を棘刺すものが生じた時、突如として精神的に不安定になります。
 それは、彼女の未来を左右する小さくない存在です。
 自らの責任で彼女をそうしてしまったことを、日常生活のなかで、ついつい忘れてしまう自分がいます。
 今日の彼女の誕生日に、この文章を書くことで、痛苦の反省を新たにし、一生、彼女を守っていくことを自らに誓おうと思います。



 「子どもは親を映す鏡だ」とよく言います。本当にそのとおりだと思います。
 自分の父親としてのダメさ加減にうんざりします。
 彼女が自らの身を犠牲にして、私を少しだけまともな父親にしてくれたのだと思います。
 ・・・・・・・・・・・・。
 計り知れない犠牲のうえにですが・・・・。



 今、母親を思い、「自分がお母さんを支えなければ」と、必死にがんばっている彼女に頭が下がる思いです。



 そんな彼女に、「誕生日おめでとう」の言葉とともに、この歌を贈ります。
 歌詞の前半部分は、わが家の実態とはかけ離れているのですが、後半部分の思いはそのままです。

 浜田省吾「Happy Birthday Song」です。


     Happy Birthday Song

Shogo30_2 パパとママにありがとう
二人の努力実って
今、君はここにいる
Happy birthday to you

ケーキの上にキャンドル
歳の数だけ灯して
祈ろう きみの幸せ
Happy biryhday to you

世界にひとつの尊い命
かけがえの無い人

明日は昨日よりも
もっといい日になるだろう
そう信じて生きていこう
Happy birthday to you




 動画は、浜田さんのコンサートツアー「ON THE ROAD 2005」、さいたまアリーナでのリハーサル風景です。
 なお、この歌はCDにもなっていない曲なので、歌詞紹介のサイトに載っていません。それで、今回はテキストで紹介します。すみません。著作権上問題があるというのは重々わかっているのですが・・・・。




| | コメント (12) | トラックバック (1)

2008年11月28日 (金)

麻生発言――日本のゆがんだ社会保障の発露

 ポチです。
 数日間、寒い日々が続きましたが、この二日間くらいは暖かな一日でした。
 みなさん、お変わりありませんでしょうか?
 私のまわりにも風邪ひきさんが何人かいます。今年の風邪は長引くそうです。体調に気をつけてお過ごしください。


 さて、今日の話題はコレです。

 麻生首相:高齢者医療費「何もしない人の分なぜ払う」
                  毎日新聞 2008年11月27日 1時23分

9393_1 麻生太郎首相が20日の経済財政諮問会議で、社会保障費の抑制を巡り「たらたら飲んで、食べて、何もしない人(患者)の分の金(医療費)を何で私が払うんだ」と発言していたことが26日公開された議事要旨で分かった。高齢者医療費の増大は患者側に原因があると受け取れる発言で、批判も出そうだ。
 首相は「67歳、68歳になって同窓会に行くと、よぼよぼしている、医者にやたらにかかっている者がいる」と指摘。「こちらの方がはるかに医療費がかかってない。毎朝歩いたり何かしているからである。私の方が税金は払っている」と述べ、理不尽さを訴えた。
 最後に首相は「努力して健康を保った人には何かしてくれるとか、インセンティブ(動機づけ)がないといけない。予防するとごそっと減る」と語った。
 首相は19日の全国知事会で「(医師は)社会的常識がかなり欠落している人が多い」と発言し、20日に撤回、陳謝していた。その日に不用意な発言を繰り返していたことになる。(写真は、20日に開かれた経済財政諮問会議であいさつする麻生首相=北海道新聞からお借りしました)




 ここで私が言いたいことは2つです。

 今朝の「朝日」の記事に民主党の管直人代表代行の「社会保障制度の原理をまったく理解していない。この人に社会保障をまかせることはできない。総理の資格を有していない人だ」というコメントが載っていましたが、1つはこの点です。

 基本的には、菅さんの言われるとおりだと思います。麻生さんは、「社会保障」という概念を理解されていないと言うか、たぶん、「社会保障」という概念が頭の中にないのでしょう。

 税制とか社会保障負担とかいうのは、所得の再配分です。「所得に応じて拠出しあい、社会全体で一人一人の国民の暮らしを支える」と言うことに他なりません。
 健康であろうと病気がちであろうとに関わりなく、相対的に(たぶん「絶対的に」なのでしょうが、麻生さんの所得水準を知らないもので、こう表現させていただきます)所得が高いであろう麻生さんが「私のほうが税金は払っている」のは当たり前のことなのです。それを「理不尽」というわけですから、あきれるばかりです。



 そして、2つめ。この点が私が一番言いたい点です。
 それは、この社会保障に対するゆがんだ見方は、けっして麻生さんだけの問題ではない、日本社会全体をおおっている社会の現実を反映している問題だということです。

 先ほど、「税制や社会保障は所得の再配分だ」と言いましたが、その所得の再配分が世界のなかでも最もうまくいっていない国の一つが日本ではないでしょうか。

 以前、何かで読んだことがあるんですが、OECDの調査では、子どものいる世帯の貧困率がOECD加盟国(つまり、いわゆる「先進国」です)の中で最も高いのが日本だそうです。それ自身も大問題なのですが、「再配分」後の貧困率を見ると、他の加盟国はすべて貧困率が低下します。当たり前のことです。所得の多いところから少ないところへ「再配分」するわけですから。
 ところが、なんと日本の場合、「再配分」後の貧困率は逆に上がるというのです!
 これは言うまでもなく、「再配分」に成功していないということです。

 日本の社会保障制度のなかに、「応益負担」という概念が存在します。
 「応益負担」、つまり、「利益を得たものが、得た利益に応じて負担するのは当然だ」という考え方です。この考え方が社会保障制度の中に根強くはびこっていることが、「再配分」に成功していない最大の原因なのではないでしょうか。

 たとえば、「障害者自立支援法」という法律があります。障害者福祉に「応益負担」を導入した法律です。障害者とその家族の負担は激増してしまいました。障害者施設の経営も深刻な事態になっています。

 障害者の方は、福祉サービスがあってはじめて、最低限の社会生活を営むことができます。たとえば、目の不自由な方は、外出介護のガイドヘルパーさんがいてはじめて外出が可能になります。
 その福祉サービスは「益」でしょうか?「利益をうけた」と言うのでしょうか?
 そして、「利益を受けたのだから負担は当然だ」というのでしょうか?

 障害があるがゆえに日常生活に支障があり、福祉サービスをうける、それは、けっして「利益」ではありません。人間としての「生きる権利」です。
 それを、「スーパーで大根を買えば、その代金を払うことは当たり前だ」とでも言うような、この「応益負担」という考え方は、社会保障を崩壊させるもの以外の何物でもありません。

 そして、この「障害者自立支援法」を導入したのが自民党と公明党であり、たしか、民主党も別の理由でこの法案には反対しましたが、「応益負担」そのものは否定されなかったと思います。
 つまり、この「応益負担」という考えに、今、麻生さんに文句を言っている自民党の方々も公明党の方々も、そして、先に引用した批判のコメントを出しておられる菅さんの民主党も立っておられるのです。


 麻生発言も、たんに「麻生はアホだ」という問題ではけっしてないと思います。
 日本社会を覆う社会保障のゆがんだ存在の発露とでもいうべきなのではないでしょうか。




 う~ん。
 今、これを打っている最中、テレビの朝のワイドショーで、例の麻生発言が取り上げられていて、それを聞いていたカミさんが、

「『たらたら飲んで、食べて、何もしない人』ってアンタのことじゃないの?アンタのために医療費は払えないってよ~」

 と言われてしまいました。
 ・・・・・・・・。
 う~ん・・・・。

| | コメント (2) | トラックバック (5)

2008年11月26日 (水)

なんかヘンだ!民主党の「対案」

 ポチです。
 寒い日が続きますが、お変わりありませんでしょうか?

 最近、ヘンなことで山口県がクローズアップするので、「アレッ」と思ってしまいます。
 例の厚生省の元お役人さんたちを殺傷したのが山口県の柳井市出身だと言うことで、一昨日の「山口新聞」などは、「柳井出身の46歳逮捕」というのが1面の大見出しで、「柳井市出身」というのがかなり強調されていました。




 さて、今日の話題はコレです。

民主、独自法案提出へ 2次補正提出先送りなら
                                 2008年11月24日3時5分 asahi.com
 民主党の小沢代表は23日のNHK番組で、政府が第2次補正予算案の提出を年明けの通常国会に先送りすれば、民主党独自の経済金融対策法案を今国会に提出する考えを示した。麻生政権が「政局より政策」と言いながら、景気対策の柱となる第2次補正予算案を先送りする矛盾をあぶり出し、政権の弱体ぶりを印象 づける狙いがある。
 小沢氏は「(2次補正提出が)来年でもいいということになれば、結局選挙を先送りするための口実でしかなかったということになる。そんな国民を愚弄(ぐろう)した話はない。ならば、私たち自身の経済金融対策の法律を延長国会にだすことを検討する」と述べた。
 民主党は25日に小沢氏、鳩山由紀夫幹事長、輿石東参院議員会長ら幹部が、法案の参院提出を協議する方針だ。
 提出を検討するのは、景気対策では、金融機関に中小企業への融資条件の情報公開を義務づける「地域金融円滑化法案」や、大企業が中小企業に不当な値引きを強いたり、押しつけ販売をしたりすることを禁じる「中小企業いじめ防止法案」など。
 加えて、衆院選マニフェスト(政権公約)などで準備している「恒久的」(小沢氏)な経済対策として、道路特定財源の暫定税率廃止、農林漁業再生、高速道路無料化、子ども手当、非正規雇用対策などの法案化も検討する。
 一方で、小沢氏は「何で福田さんが辞めたのか。能力に限界を感じたからだ。麻生さんだって福田さん以上にひどい。いくら延命を図っても逃げおおせる状況じゃない。総選挙の洗礼を受けなければ思い切った政策はできない」と述べた。
 衆院解散の見通しについては「秋以降、年明けの通常国会の冒頭を含めて半年間の間にあると言ってきた。麻生政権はもう行き詰まる。辞める話になれば、選挙管理内閣という形で(与党が)野党に政権を渡して選挙をやるか」と語り、野党への政権移譲もあり得るとの認識を示した。
 麻生首相が小沢氏を「信用できない」と述べたことについては、「その辺のチンピラの言いがかりみたいな話だ」と改めて批判した。




 一国の首相の発言を「チンピラの言いがかり」とは、なんとも勇ましいものの言い方です。
 「チンピラ」というのは、麻生さんに対する私のイメージとは幾分かは異なるような気がしますが、まあ、麻生さん自身が「一国の首相」と呼ぶにはあまりにふさわしくないわけで、たいした発言ではないのでしょう。


 そんなことはさておいて、民主党が今の臨時国会に出すという「第二次補正予算案」なるものについてです。
 私の言いたいのは、2つのことです。

 一つは、小沢さんがこう述べておられることです。

「政府が第2次補正予算案の提出を年明けの通常国会に先送りすれば、民主党独自の経済金融対策法案を今国会に提出する考えを示した」

 つまり、

「政府が言っている景気対策には問題があるから、民主党独自の法案を提出する」

のではなくて、

「政府が先送りすれば、提出する」

というわけです。
 ということは、逆に言えば、政府が第二次補正予算案を出せば、自らの対案は出さないと言うことです。
 これはどういうことでしょうか?

 二つ目は、当然のことですが、その内容についてです。
 もちろん、法案はまだ出ていませんし、その内容は、この記事に書いてある範囲でしかわかりません。
 しかし、ここで小沢さんが述べられていることがいずれにしても中心になると思います。
 記事によると、その内容は以下のものです。

・金融機関に中小企業への融資条件の情報公開を義務づける「地域金融円滑化法案」
・大企業が中小企業に不当な値引きを強いたり、押しつけ販売をしたりすることを禁じる「中小企業いじめ防止法案」
・道路特定財源の暫定税率廃止
・農林漁業再生
・高速道路無料化
・子ども手当
・非正規雇用対策の法案化



 この二つのことから見えてくることがあります。
 それは、

 民主党が掲げる「国民の生活が第一」というスローガンの胡散臭さ

です。

 記事では、民主党のねらいが「政権の弱体ぶりを印象付ける」ことにあると言っています。
 つまり、景気や国民の暮らしのことを考えて法案を出すのではなく、自公政権を追い詰め るための手練手管の一つとして法案を出すということなのでしょう。
 一つ目の点で指摘した法案提出のやり方からして、妥当な評価だと言わざるを得ません。
 しかし、それでいいのでしょうか?

 民主党は、そもそも10月30日に麻生さんが記者会見で発表した追加の景気対策に反対だったはずです。とくに、定額給付金について、なんの景気対策にもならないと批判していました。
 いま、多くの国民が年の瀬を迎え、深刻な事態に陥っているときに、政府の言う景気対策が不十分であるのなら、それが法案として出されようが出されまいが、「国民の生活が第一」を標榜する政党が、国民の暮らしを救う景気対策を打ち出すのは当然ではないでしょうか。
 それを、政府を追い込む手段として使うなど、国民のことなど何も考えていないのではないかとのそしりは免れません。


 同時に、二つ目で指摘した民主党が出すと言っている法案の中身についてです。

 景気対策にとって何が一番大事でしょうか?

 日本のGDPの約6割は個人消費です。日本経済の半分以上を一人一人の国民の消費が担っているということです。
 であるならば、国民が安心して消費できる国にこの日本をしていくこと、それこそが今なによりも求められていることではないでしょうか。
 
 ところが、いま日本ですすんでいるのは逆の事態です。
 全国で非正規雇用や期間社員の労働者が大量に仕事を失っています。山口県でも、三井金属(下関市)やマツダ(防府市)で多くの派遣社員が雇い止めにされました。
 とくに派遣労働者の場合、派遣会社の寮に住んでいる場合が少なくなく、雇い止め即路頭に迷うことになります。
 そして、この大量解雇は、消費できなくなる国民を急速に増やすということに他なりません。これでは、景気はますます悪化の一途をたどることになるのでしょう。

 この他、実質賃金の低下の一方で、障害者自立支援法や後期高齢者医療制度の導入など社会保障の切り捨て、国民健康保険証の取り上げ、各種税金や社会保障費の負担増。

 こんな状況のもとで、国民が安心して消費できるはずもありません。
 今、政治にとって大事なのは、この景気回復に逆行する事態をいかに転換していくのか、ではないでしょうか?

 ところが、民主党の「対案」のなかには、それへの対策が何もありません。
 もちろん、小沢さんが言われた「対案」すべてがダメだと言いません。しかし、これで本当に日本の景気を回復させ、国民の暮らしを守れるとでも思っているのでしょうか?

 労働者の大量解雇が大企業の横暴勝手なら、社会保障の切り捨ても大企業の強い要求によるものです。
 民主党がこれらのことに言及できないのが、大企業から多額の企業献金を受け取っていることが背景にあるとすれば、それは民主党に「国民の生活が第一」を標榜する資格がないと言うことに他なりません。







| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月21日 (金)

道路に注ぐエネルギーの半分、いや3分の1でいいから社会保障に割いてほしい

 ポチです。
 19日、宇部市で銃撃事件がおきました。
 暴力団の組長がパチンコに行ってて、パチンコ屋さんの駐車場で銃撃されたそうです。
 こんな田舎のまちでも暴力団ってのは拳銃もってるんだとあらためて知らされてビックリ。恐ろしい世の中ですねえ。




 さて、今日の話題はコレです。


首相の特定財源「交付税化」発言に自民道路族が猛反発
            2008年11月20日23時19分 MSN産経ニュース


 道路特定財源の一般財源化をめぐり、麻生太郎首相が1兆円の「交付税」化を明言したことを受け、自民党道路族が20 日、猛反撃を開始した。首相は交付税についてはややトーンダウンしたが、これまで沈静化していた道路政策をめぐる党内の対立が再燃することは確実で、年末 の予算編成に向けて波乱含みの展開となってきた。(坂井広志)
 20日午前、道路族の「牙城」である道路調査会(山本有二会長)は騒然とし た雰囲気で始まった。山本氏が「首相はしばしば言葉を間違える。『地方に対する交付金』と読めば全部つじつまが合うので、われわれはそういう議論を進めて いく」とあいさつ。「地方交付税にすれば(地方の)借金返済に充てられ道路行政に支障が生じてしまう」と述べ、交付税化を断固阻止する考えを表明した。
 首相が先月30日に表明した方針は「道路特定財源の一般財源化に際し、1兆円を地方に移す」だった。地方の自由な財源にするならば、使途を制限しない「地方交付税」化するのがもっともわかりやすい。
 しかし、年15兆円規模の交付税に1兆円を繰り入れてしまうと「地方のありがたみは薄れてしまう」(自民中堅)。加えて赤字体質の地方自治体は人件費などに使ってしまう懸念もあり、「交付税特別会計を所管する総務省の焼け太りになるだけだ」(自民重鎮)との声も上がる。
  しかも、道路特定財源5・4兆円(20年度)のうち地方税分は2・1兆円。国税分は3・3兆円(うち揮発油税2・7兆円)だが、このうち6000億円は補 助金として、7000億円が地方道路整備臨時交付金として地方に配分され、直轄事業など純粋な国の予算は2兆円に過ぎない。
 ここで自民党内で妥協案として浮上しているのが、道路整備に限定し、地方に裁量権を付与した地方道路整備臨時交付金の拡充だ。道路族には同交付金をどこまで拡充させるかに論点を絞りたいとの思いがある。
 しかし、道路整備に限定すれば、福田康夫前首相が5月13日に閣議決定した「道路特定財源の一般財源化」の趣旨に反する。一般財源化を支持した若手改革派が猛反発することは確実で、首相の改革姿勢を問われかねない。
  ただ、完全に一般財源化すれば、「早期の道路整備」を理由に本則の2倍を課した揮発油税の暫定税率の存廃論議を再燃しかねない。すでに自動車業界からは 「道路整備に使わないならば暫定税率を軽減すべきだ」(関係者)との声が上がっており、収拾がつかなくなる可能性もある。
 こうした情勢を受け、首相は20日、「地方が使えるお金が1兆円といっている。自由に使えるんだったら何でもいい」としたが、「道路にしか使っちゃいけない交付金だと今までと変わらない」とも述べた。
 道路族は「首相は中途半端なことは言わない方がいい」(脇雅史参院議員)などと不満が収まっておらず、暗闘はまだまだ続きそうだ。


 「騒然」とした雰囲気であり、「暗闘」だそうです。
 「朝日」の21日朝刊の「時時刻刻」の「支えなき首相 相次ぐ発言撤回・陳謝」という記事では、

 「総理なんて関係ない。党が決めたことを押し通せばいい。道路は一切譲るつもりはありませんから」

 という山本有三さんの発言を紹介していました。

 すごい剣幕ですねえ。
 どうしてこんなにお怒りになるのでしょうか?
 まさか、「国民の暮らしのため」などと白々しくおっしゃらないですよね?
 どこかの県がつくったパンフレットみたいに「道路は命をささえ暮らしをつなぐ」なんて言わないでくださいよ。
 だって、道路予算の大半は、高速道路や第二関門橋など建設のために費やされ、市民の日常生活に不可欠な生活道路なんかにはほとんど使われないんですから。

 もちろん、立派な道路があるのは大変結構なことです。
 私もドライブは大好きで、仕事の見解で県内あちこちを車で走りますが、渋滞してるより、スムーズに走れる方がいいに決まっています。

 しかし、ちょっと待ってください。
 たしか自民党の国会議員の方や政府の方は、「お金がない」「財政が大変なんだ」と繰り返しおっしゃっていませんでしたっけ?
 そして、社会保障費を毎年2200億円削り、税金や社会保障の国民負担などを次々に引き上げ、「お金がないんだからしょうがないじゃないか」と開き直られ、そして、そして、とどのつまりは「3年後には消費税の引き上げをお願いしたい」と麻生さんがおっしゃらねばならない事態なんじゃなかったでしたっけ?

 国にしても地方にしても、お金が有り余っているんだったら、どうぞ道路でもなんでもおつくりください。
 しかし、こんな財政状況のなかで、なぜ「道路」なんでしょうか?

 あれだけ、社会保障を削減しておいて、国民の命と暮らしが深刻な事態に直面しているのに、この人たちが、

「総理なんて関係ない。社会保障費は一切譲るつもりはありませんから」

 なんて、えらい剣幕で怒鳴るなんて聞いたことがありません。

 どうせ、そこには大きな利権があるのでしょう。
 ゼネコンからいくら貰うんですか?

 道路に費やすエネルギーと迫力の半分、・・・いや三分の一でいいです。国民の命や暮らしを守ることに割いてみられたらいかがでしょうか?



 この人たちは、いったい何のために国会議員をやっているのかと悲しくなっているポチでした。
 では、また。








| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月19日 (水)

党首会談――これが「国民の生活が第一」という政党の党首か

 ポチです。
 今日も寒い一日でした。
 うちでも、「まだ早いんじゃないの?12月までがまんしようよ」という娘を振り切り、カミさんが今日からストーブをつけました。ありがたいことです。

 さて、今日の話題は、コレです。

新テロ法採決など拒否、民主が方針…初の党首会談不調

Photo  麻生首相(自民党総裁)と民主党の小沢代表は17日夜、首相官邸で初の党首会談を行った。
 小沢氏は2008年度第2次補正予算案の今国会提出を求めたが、首相は「努力している」と述べるにとどめた。
 民主党はこれに反発し、18日に参院外交防衛委員会で予定していた新テロ対策特別措置法改正案の採決などを拒否する方針を自民党に伝えた。
 与党は、新テロ法改正案や金融機能強化法改正案を確実に成立させるため、今月30日までの臨時国会会期の延長も視野に入れて検討を始めた。
 これに関連し、自民党の大島理森国会対策委員長は17日夜、民主党の山岡賢次国対委員長と電話で会談し、第2次補正予算案は来年1月召集の通常国会に提出する意向を伝えた。
 党首会談は、民主党の要請で午後6時から約30分間行われ、自民党から河村官房長官、細田幹事長、民主党は鳩山幹事長、山岡国対委員長が同席した。
 小沢氏は「景気対策関連の2次補正を今国会に提出すべきだ」と要求した。そのうえで、「2次補正が提出された場合、(参院で)結論を速やかに得られるよう代表としての責任で約束する」と語った。
 首相は2次補正について、「今の段階で(提出時期を)答えられるわけではないが、補正を出せるように努力している最中だ」と述べた。新テロ法改正案に関しては、「(18日採決という)参院で決めた話を党首が一方的に破棄するのは納得しかねる」と指摘した。
 与党幹部によると、小沢氏は「2次補正を出せば、協力する。その約束に違反した場合は議員を辞めてもいい」と述べたという。しかし、党首会談終了後、小沢氏は記者会見で、この発言を否定した。
 政府・与党は、第2次補正予算案を今国会で成立させるには大幅な会期延長は避けられないとして、通常国会で処理する方向で調整を進めている。これ に伴い、与党内では衆院解散を先送りすべきだとの意見が強まっており、首相も来春以降の衆院解散を示唆した。民主党は、早期解散を求める立場から国会対応 で強硬姿勢を強めたものと見られる。
 民主党は党首会談後、小沢氏ら幹部が協議し、第2次補正予算案が提出されない場合、新テロ法改正案と金融機能強化法改正案について、当面は採決には応じない方針を確認した。
 両法案は参院で審議中で、民主党が採決引き延ばしを続けた場合、衆院の3分の2以上で再可決可能となるのは、新テロ法改正案が12月20日以降、金融機能強化法改正案は来年1月5日以降となる。
         (2008年11月17日23時16分  読売新聞=写真も)

 なんのことやらよくわかりませんでした。
 なにがわからないかというと、せっかく国会が開かれているのに、党首討論はやらないのに、なぜ、こんな、いわば密室で党首会談をするのでしょうか。国民の前で堂々と討論すればいいのではないでしょうか。

 で、内容ですが、これもよくわかりません。

 たしかに、この間の麻生さんの言ってることはメチャクチャです。
 総選挙をすることが自分の天命だ!みたいなことを言って総理大臣になって、すぐに選挙をするのかと思ったら、選挙をやれば自民党が負けそうだと思った瞬間に、「政局より政策だ」と言って、解散を先延ばし。で、本当にまじめに日本の経済や国民の暮らしのことを考えているのかと思いきや、出てくるのは、わけのわからん「定額給付金」に、大企業・金持ち減税、そして、3年後の消費税増税。
 とても、まじめに「政策」を考えたとはいえない代物です。

 いま、景気の後退と減収を理由に、大量の非正規雇用の労働者が解雇されています。山口県の防府市にあるマツダ防府工場でも、500人規模の解雇が発表されたそうです。
 こうした状況を放置しておけば、ますます日本経済と国民の暮らしは深刻さを増していきます。
 いま必要なのは、大企業の勝手な解雇をやめさせ、非正規労働者を守るとともに、社会保障や医療を充実させ、安心して暮らせる日本をつくることではないでしょうか。それこそが最大の景気対策だと思います。

 で、ここからが本題です。
 そうであるならば、小沢さんは、野党第一党の党首として、また、「国民の生活が第一」と主張する政党の代表として、麻生さんとわざわざ党首会談をするのであれば、そのことを正面から正し、深刻になっている国民の暮らしを守れ!と言うのが当然ではないでしょうか。

 ところが、要求したのは、「第二次補正予算案を臨時国会に出せ」というものでした。
 なぜ、この要求なんでしょうか?
 たしか民主党は、定額給付金に反対のはず。その定額給付金を含んだ第二次補正予算案を国会に出せとは不思議な要求です。
 しかも、出したら、「結論を速やかに得られる」ようにすると麻生さんに約束されました。つまり、「採決する」という約束です。
 もちろん、法案そのものには反対されるのかもしれませんが、いまの国会の構成上、採決を約束するということは、その法案が通ってもかまわないということであり、事実上の賛成に他なりません。
 そして、そして、第二次補正予算案を出さなければ、新テロ特措法延長案の採決には応じないとしたことです。逆に言えば、第二次補正予算案を出せば新テロ特措法の採決には応じるということになるのですが、いったい、民主党はこの新テロ特措法をどう考えているのでしょうか?
 昨年の延長法案の際には、徹底して反対をしたはずです。
 たとえば、コレ↓

テロ新法は断固反対。廃案に追い込む基本方針は変わらない  輿石参院会長(2007年12月6日)

 政党が方針を変えること事態は否定しません。そういうこともあるでしょう。しかし、その場合は、きちんと理由を示すべきです。

 まったくスジが通りません。
 麻生さんが麻生さんなら、小沢さんも小沢さんです。
 これで「国民の生活が第一」というのですから、笑ってしまいます。
 国民の暮らしより日本国憲法より、解散に追い込むことが大事ということなのでしょう。
 解散に追い込むためなら、景気対策の何の役にも立たず、2兆円をムザムザトブに捨てるような定額給付金が通ってもいいとおっしゃるわけだし、アフガンの人々の命と暮らしを奪う空爆への支援を日本がすることもいいと言われるわけですから。

 今、国会が開かれているのですから、「国民の暮らしを守るために何をするのか」、それこそがすべての政党の思考と行動の基本であるべきではないでしょうか。
 そして、民主党が「国民の生活が第一」と言うのであれば、「こうすれば国民の生活が守れる」という対案を出し、麻生流の「経済対策」と堂々と対決し、そのなかで解散へと追い込むことが必要なのではないでしょうか。
 解散に追い込むために、定額給付金や新テロ特措法延長を麻生さんに差し出す。こんなことは愚の骨頂です。


 ということで、本来あるべき姿からかけ離れた国会の姿に強い怒りを感じているポチでした。
 では、また。


| | コメント (0) | トラックバック (2)

2008年11月18日 (火)

ご無沙汰しています

 ポチです。
 たいへんご無沙汰しております。
 一気に寒くなりましたが、お変わりありませんでしょうか?
 宇部市では、今日、チラホラと雪が降っておりました。

 さて、前回の更新が9月26日ですから、2ヶ月近くも更新していませんでした。
 仕事が忙しかったし、体調がよくなかったこともあるのですが、なんとなくブログに近づく気力がもてなくて、他の方のブログにもまったくお邪魔しませんでしたし、自分のブログの管理ページにすら、この間、大量に押し寄せるおかしげなコメントのお掃除に何度か訪れる以外はまったくアクセスもしませんでした。

「あ~、このまま『放置自転車』ならぬ『放置ブログ』になってしまうのかなあ」

などと思ったときもあったのです。

 しかし、この2ヶ月の間も、まったく更新してないのにもかかわらず多くの方がご訪問いただいていて、わずかだとは思いますが、そのうちの何人かの方は「そろそろ更新してるかな?」と思って訪問いただいたんだと思うのです。
 それで、もう一度、気力が充実するのを待っていたのですが、引き続き体調は悪いし、仕事は忙しいしで、ズルズルとここまできてしまいました。


 気がついたら、ブログ開設2周年記念日も目の前に来ています。いま再開しないとますますブログから遠のいてしまうと思い、まだブログに立ち向かう気力が充実したとはいえないのですが、踏ん切りをつけて更新することにしました。



 で、ブログから遠ざかっている間に、なんといろんなことが起こったことか。
 今日は再開のご挨拶だけのつもりなので、一つ一つはこれから見ていくとして、この間の感想だけ一言。

 自ら「総選挙を断行する内閣ダ~~」と言って誕生した麻生政権が、いつのまにやら「政局より政策」と言いはじめ、しかし、そう言いつつ、実は「政策なんかどうでもいい」というホンネが透けて見えて、で、透けて見えていたと思っていたら、アッという間に丸見えになってきて・・・。
 しかも、決断力もなければ先をも通す力もなく、さらに、漢字も読めなければ、地方分権という言葉の意味も知らないということもわかってきて・・・・。
 なんとまあ、オマヌケを絵に描いたような内閣ですね。

 そのオマヌケの象徴が例の「定額給付金」。
 今日、私の住む宇部市のお隣にある山陽小野田市の職員と話したという友人がこんなことを言っていました。
 「市の職員に聞いたら、山陽小野田市に定額給付金として国から入るお金はざっと10億円だんだそうだ。『これだけのお金があったらいろんなことができるのになあ』と悔しそうに話してた」
 山陽小野田市が10億円だとすると、この宇部市ではだいたい40億円くらいになるのでしょう。
 本当にいろんなことができそうです。
 私たちの税金、2兆円。定額給付金に化けて、なんかわけのわからんうちに消えてしまうのは、本当に悲しい・・・・。

 麻生さん
 これだけ評判悪いんだから、もう「選挙対策」にもなりませんよ、コレ。
 だから、もう白紙に戻して、この2兆円は、お年寄りや子どもたちのための施策などに使いませんか?



 それでは、これからもよろしくお願いいたします。
 ポチでした。






| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月26日 (金)

「河村浮上作戦」は裏目?

 ポチです。
 まだ昼間は暑いのですが、朝晩は寒いくらいで、すっかり秋になりましたね。夕方になると風が気持ちいいです。みなさん、お変わりありませんか?

 さて、仕事に忙殺されている間に、前回の更新から2週間も経過してしまいました。
 普段は、夜遅くとか、朝早くおきて更新するのですが、疲労困憊で身体がいうことをきかず、PCを開く気力もありませんでした。

 その間に、自民党の総裁選が終わり、臨時国会が始まり、麻生さんが総理大臣になられました。今朝の新聞には、いっせいに麻生内閣の支持率なども出され、解散・総選挙を巡って、様々な観測が出されています。

 それにしても、おかしな話が続出しています。
5087_1 その1つは、河村建夫さんが官房長官におなりになったことです。
 何を隠そう、河村建夫さんは、この宇部市のある山口3区選出の衆院議員です。
 山口県選出の自民党議員は、1区(山口市など)が高村正彦さん。先日まで外務大臣だった方ですね。4区(下関市など)は、安倍晋三さん。いわずと知れた元首相。参院議員は、林芳正さんと岸信夫さん。林さんは先日まで防衛大臣だった方で、岸さんは、安倍さんの弟さんです(ちなみに2区=岩国市など=は、民主党の平岡さんなので自民党議員はいません)。
 という顔ぶれをみても、河村さんだけがえらく地味なのがおわかりでしょう。以前、文部大臣やってたんですけど、全国的知名度は、他の県選出国会議員と比べても、かなり落ちますよね。
 私のまわりの方々も、

 

 「え~、なんで~」 とか、
 「へ~~」

 などと、何とも気合の入らない感想を述べるしかありませんでした。

 で、久々にPCを開いてみると、以前、教育改革タウンミーティングの「やらせ」のときに書いた河村さんの記事にアクセスが集中し、1週間のアクセスランキングのトップになっていました。
 突如として、河村さんが官房長官になって、「河村~、誰だこれ?」って、検索してみて、私のブログの古い記事に来られたんでしょうね。

 地元で、ささやかれているのは、「どうやら、安倍晋三が、麻生に『山口3区は共産党も出ないし、民主党新人もがんばっているし、河村が危ない。河村を官房長官にして浮上させてくれないか』と持ちかけたらしい」という話です。
 この話がウソかホントかは定かではありませんが、たしかに、山口県という超保守大国の自民党議員の中でも、一番脆弱なのが河村さんであることは確かのようです。

 で、まあ、とにかく官房長官になられて、私のまわりにいる自民党員の方も、一応は喜ばれていたのですが、その顔が怒りに変わったのは、組閣の際の閣僚名簿の読み上げの時だったようです。
 官房長官としての最初の出番である閣僚名簿の読み上げを麻生さんにとられ、河村さんが恥をかかされたとでも感じたのでしょうか・・・

  「麻生というのは何様のつもりか!」

 などと吼えられる方の多かったこと。

 そうこうしているうちに、これです。

談合摘発企業から寄付=河村官房長官、事実認め陳謝

  河村建夫官房長官は25日午前の記者会見で、自らが代表を務める「自民党山口県第3選挙区支部」が談合事件で摘発されるなどした企業や法人から計410万 円の献金を受けていた事実を明らかにし、「管理・監督が不十分だった。おわび申し上げる」と陳謝。献金を返還する考えを示した。
 河村長官は「政治活動に対する善意のもので、違法性はない」と述べたが、麻生太郎首相は同日未明の初閣議で、政治資金の透明性確保と厳格な管理を指示したばかり。内閣の要の官房長官が不明朗な寄付を受けていたことで、批判を受けそうだ。 
 一部報道によると、河村長官が代表の選挙区支部は、2004年から06年にかけ、旧日本道路公団発注の工事に絡む談合事件で公正取引委員会から独占禁止法違反で排除勧告を受けるなどした7つの企業・法人から問題発覚後も計410万円の寄付を受けていた。
 報道について河村長官は「調査したが、事実関係は間違いない」と全面的に認めた。
                     (2008/09/25-12:13 時事通信)


 さらに、追い討ちで・・・

07年も「問題」法人寄付  河村長官代表の自民支部

 河村建夫官房長官を代表とする自民党山口県第3選挙区支部が、独禁法違反で排除勧告を受けるなどした7法人から寄付を受けていた問題で、このうち4法人は、2007年も計96万円寄付していたことが、26日公開の07年政治資金収支報告書で分かった。
 報告書によると、寄付したのは石垣(東京)、トクヤマ(山口県周南市)、川崎設備工業(名古屋市)、オリエンタル建設(東京)。オリエンタル建設は寄付後に別企業と合併し、社名が変わっている。  7法人は04-06年に計約410万円の寄付。河村氏は25日の記者会見で全額返還を表明している。
                     2008/09/26 11:43 【共同通信】



 さすがにこれには、くだんの自民党支持者も呆れ顔。
 「河村さんはいったい何を考えちょるんじゃ!」と怒鳴ったかと思うと、今度は「ハァ~」とため息。わずか2日間くらいの間に七面相でも見せられているような感じでした。



 うわさになっているように、安倍さんによる「河村浮上作戦」になるどころか、逆に、ボロが次々出て、大恥かいて、「新閣僚辞任第一号」を中山国交相と争うということになるのではないかと楽しみにしています。


 ということで、今日はこの辺で。





 
 

| | コメント (0) | トラックバック (23)

2008年9月12日 (金)

財源論にみる民主党への不信

 ポチです。
 今日は、台風の接近のせいか、暗くどんよりとした一日でした。
 時折、激しい雨も降りました。
 いつの間にか、蝉の鳴き声が虫の音に変わり、こうしてどんどん秋が深まっていくのですねえ。


 さて、総選挙が風雲急を告げています。11月9日投票というのが一般的な見方だったようですが、今日になって「10月26日投票日」説というのを耳にしました。
 つまり、11月9日投票と言うのは所信表明演説と代表質問をおこなった後で解散というシナリオなのですが、それも全部すっ飛ばして文字通りの「冒頭解散」して10月26日投票というわけです。
 できるだけ国民に政権の正体をみせないようにして、という作戦ですね。
 「政治」って一体何なのか、わけがわからなくなります。

 ということで、自民党総裁選のことも気になるのですが、どうやら盛り上がりにも欠けているようですし、今日は、一足飛びに総選挙のことを書きます。

 で、何を書くかと言えば、民主党のことです。
 私が素敵なブログだなあと思っていつも読んでいる「大脇道場」の友さんと超人気ブログ「カナダde日本語」の美爾依さんの民主党を巡るやり取りをみて触発されたからです。

 民主党の評価は様々です。日頃からブログで新自由主義や改憲の動きを批判している方が、なぜか民主党の熱烈な支持者だったりします。友さんも指摘されているように、美爾依さんなどはその典型なのかもしれません。
 また、民主党の中の「人」を問題にする方もおられます。つまり、自民党と変わらないような議員もいるが、反新自由主義・護憲の議員もいる。だから、反新自由主義・護憲の議員を激励して民主党を変えていくことが大切だ、というような趣旨の主張です。
 この考えはこの考えで、理解できないことはありません。たしかに、「民主党」と言っても様々です。実際、昨年の参院選のときの民主党の山口選挙区の候補者の方などは、なかなかのものだと思っています。

それでも、私はやっぱり民主党は信用できません。

 今回の総選挙も昨年の参院選同様「国民の生活が第一」というスローガンを掲げてたたかうようですが、私には、どうみても民主党が国民の生活を第一に考えている政党だとは思えないのです。
 なぜ、私がそう思うのかを書いてみます。

 小沢さんは、先日、「新しい政権の基本政策」というものを発表しました(その中身は、先に紹介した友さんの記事に出ていますので、もし必要だったら参照してください)。これがたぶん、今回の総選挙での民主党のマニフェストの原型になるのだと思います。しかし、この「基本政策」には、財源が書かれていません。この「基本政策」を発表した時の記者会見で、「財源はどうするのか?」と聞かれて、小沢さんは 官僚のムダ遣いや特別会計の洗い直しなどをあげ、「財源は十分ある」と言われたそうですが、これではよくわかりません。

 そこで、昨年の参院選の時のマニフェストをみてみることにします。
 小沢さん自身、今回の総選挙のマニフェストについて、「参院選のマニフェストと同じでいい」と言われたようですし、「基本政策」を読んでも、昨年のマニフェストと大枠で変わっていないと思います(たとえば、「子ども手当て1人26000円」など)。少なくとも、この昨年のマニフェストは現時点でも民主党によって否定されているものでないことだけは確かなので、これをもとに民主党をみても大きな不都合は生まれないのではないかと思います。

 さて、昨年の民主党のマニフェストはコレです。

 友さんが、今回の「基本政策」について、「なるほど国民の要求に合う項目もあります」と言われているように、この昨年のマニフェストも、国民の要求に応えたものが少なくありません。その点は、おおいに評価するものです。

 しかし、問題はその財源です。
 このマニフェストの12枚目に財源問題が掲載されています。
2007
        (クリックすると大きくなります)

 これによると、「民主党の『生活第一』の政策は行政のムダをなくして実現します」となっており、「子ども手当て」をはじめとした国民の要求に応える施策の財源は「ムダを省くこと」に尽きることになっています。
 そして、「ムダを省くことで得られる財源」として、

 ・補助金の一括交付化等によるムダの排除 6.4兆円
 ・談合・天下りの根絶による行政経費の節減 1.3兆円
 ・特殊法人・独立行政法人・特別会計等の原則廃止 3.8兆円
 ・国家公務員総人件費の節減 1.1兆円
 ・所得税等税制の見直し 2.7兆円

の5つをあげ、財源総額を15.3兆円としています。
 もちろん、ムダは徹底的に省いていかなければなりません。しかし、この中には、「?」と首を傾げざるを得ないものが少なくありません。いえ、首を傾げるにとどまりません。こんなことをされたら、「国民の生活が第一」どころか、国民の生活が破壊されかねないというものまで含まれているような気がします。

 その一つは、「補助金の一括交付化等によるムダの削減」で6.4兆円を削減するとしているところです。
 ここで民主党が言う「補助金」とは、たぶん地方自治体向けの補助金だと思います。というのは、国の補助金には「地方自治体向け」と「公益法人や企業向け」の2種類があるのですが、「一括交付化」という表現ができるのは「地方自治体向け」の補助金だからです。
 で、昨年度の地方自治体向けの国の補助金は、一般会計から16.5兆円、特別会計から2.5兆円、合わせて19兆円でした。
 民主党は、この中から6.4兆円を省くと言うわけです。
 しかし、この19兆円の補助金の内容を見ると、公共事業関連が約4.1兆円、それ以外はほとんどが社会保障関連と教育分野の補助金です。仮に、公共事業関連の補助金を半分に削るとしたら、社会保障や教育分野の地方自治体向けの補助金を4兆円以上削減しなければならなくなってしまいます。
 今でさえ、生活保護の打ち切りや国民健康保険証の取り上げ、教育関連予算の削減などが大問題になっているわけですが、さらに4兆円以上も削減された日には、住民の社会保障や教育は、ますます深刻な事態になっていくでしょう。
 実際、05年の総選挙の際、民主党は、マニフェストで「個別補助金の一括交付化に伴い2割の削減」として「2.8兆円の削減」と試算していたのですが、これと比べても「6.4兆円」がいかに非現実的なものであるかわかるのではないでしょうか。

 なぜ、こんな非現実的なものになっているかというと、05年の時のマニフェストでは、消費税の引き上げをうたっていたのに、07年の場合は「引き上げない」としたこと、さらに、05年のときには「子ども手当て」を月額「16000円」としていたものを07年のものでは「26000円」に引き上げた結果、その分財源が足らなくなったからだと思われます。
 この点からも、数字合わせの「財源論」だと言われても仕方がないのではないでしょうか。

 2つめに、「所得税等税制の見直し」で2.7兆円としている部分です。
 「所得税等税制の見直し」の具体的内容は書かれていないわけですが、考えられるのは、以前から民主党が主張している「扶養控除・配偶者控除・特別控除の廃止」です。「所得税等」と「等」がついているのは、所得税だけでなく住民税の控除も廃止するという意味だと思います。というのは、この間、国から地方への「税源移譲」で、住民税を増やす替わりに所得税を減らしており、所得税の控除廃止だけでは、とても2.7兆円の財源は見込めないからです。
 この「見直し」で、財源ができるのはいいのですが、その分の負担はすべて国民に押し付けられることになります。平均的なサラリーマン4人世帯で、だいたい年間20~25万円程度の大増税になるのではないでしょうか。
 「国民の生活が第一」の政策を実行するのに「国民の生活を壊す」というのはちょっと矛盾していないですかね。

 3つめに、「特殊法人・独立行政法人・特別会計等の原則廃止」で3.8兆円という部分についてです。
 独立行政法人、特殊法人の中には、原発の推進のための支出や大企業向けの研究開発費、あるいは公共事業の浪費などが含まれているようで、当然、削減する余地はたくさんあると思います。
 しかし、「原則廃止」というのはどうでしょうか?
 住宅融資や中小企業向け融資など国民の暮らしにとって欠かせない分野も含まれており、ここでも3.8兆円という数字は「国民犠牲」のうえに成り立つもののようです。

 

 あれこれと見てきましたが、これが昨年の民主党のマニフェストの実態です。
 これで、本当に「国民の生活が第一」なのでしょうか?
 民主党が仮に政権をとり、このマニフェストを実行したとします。たちまち、国民は大増税と社会保障の切り捨てに苦しめられてしまうでしょう。そのうえ、消費税の増税も、昨年の参院選、今回の総選挙では据え置きの方針ですが、はっきりとした理念があってそうしているわけではけっしてありません。国民世論の動向を見ながら「出したり引っ込めたり」しているわけで、いつでも「消費税増税」に転換する可能性を持っています。

 「国民の生活第一」の政治をおこなおうと思ったら、真のムダを省く以外に道はありません。以前にも書きましたように、アメリカ言いなりの軍事費のムダと大企業優遇のムダです。
 しかし、大企業から献金を受け取り、「日米同盟機軸」を基本とする民主党は、そこには手をつけられません。どんなに国民にとっていい政策を掲げようとも、その財源としては、結局のところ、国民の懐に手を突っ込むほかはないのです。


 以上、私が民主党を信用できない理由について書きました。
 いずれにしても、総選挙が日本の政治を大きく変える契機になってほしいと心の底から願っています。

 ポチでした。では、また。







 

| | コメント (2) | トラックバック (3)

2008年9月11日 (木)

住民を欺く、あまりにもひどい国・山口県・岩国市の手口

 ポチです。
 台風が近づいています。
 去年は、山口県の方にはまったく来なかったのですが、どうやら今年は台風の「当たり年」になりそうです。
 会社の同僚が言っていましたが、暑い夏のあと、早く涼しくなった時には日本列島に台風が数多く来るそうです。
 ウソかホントか知りませんが、いやな感じです。
 何年か前に山口県に台風が直撃した時は、我が家は5日間くらい停電が続きました。我が家は、丘の中ほどにあるのですが、頭にくるのは、家に帰る途中の家々には、ズ~ッと灯りがついていて、我が家より高いところにある家にも灯りがついていて、そして、我が家の周辺だけが真っ暗という状況が続いたことです。
 お向かいさんはオール電化住宅で、お湯を沸かしてカップラーメンも食べられなければお茶も飲めないということで、実家の方に逃げ出していました。
 さあ、今年はどうなることやら・・・・。




 さて、今日は、その後の「岩国」です。

岩国愛宕山問題  市議ら内部文書公表

                       2008年09月10日 asahi.com

Tn20080910004001  米軍岩国基地への空母艦載機移転に伴い必要となる米軍住宅の候補地と国が位置づける愛宕山地域開発事業地について、移転に反対する岩国市議らが9日、国が市に対して米軍住宅転用への了承を求めたとの内容が書かれた文書計3通を公開した。すべて4月中の日付で同市の「愛宕山地域開発室作成」とされ、 県や市の職員の協議内容が記されている。市は「文書の真偽がわからないのでコメントできない」と話している。
 このうち「愛宕山地域開発等に係る市長協議」と題する文書は、愛宕山問題などで国と県から、福田良彦市長に意向確認したいとの申し出を受け、市長や市幹部による協議が記されている。
 意向確認の内容は(1)愛宕山への米軍住宅建設を水面下で了承するか(2)米軍住宅建設用地が足りないので愛宕山周辺の市有地15ヘク タールを国へ売却するか(3)8月の知事選までは愛宕山問題は封印する――など7項目。文書には市長が周辺市有地の売却以外は了承したとの記載もある。
 また、文書からは、市が米軍住宅を了承しなければ、岩国基地の軍民共用空港化を進められないとする国の見解が読み取れる記述もある。
 これまで市は、内部での協議自体は認めているが「国からの打診はない」「打診を想定した協議」と説明している。会見した重岡邦昭市議らは「文書は想定問答とは言い難い生々しいもので、市民の利益につながると信じるので公表する」と述べた。
 さらに市議らが市に情報公開請求をしたが非開示となったことを明らかにし、「文書が(市の内部文書と)違うのであれば、市が照合すべきだ」と話した。今後、市議らは市議会でこの問題を取り上げると共に、希望する市民に文書を公開するという。
 会見後、大伴国泰副市長らは「情報公開請求で公開できないと回答した。文書自体は市のものなのかわからないが、それを公開するのは許せない」「意思形成過程であり市民を混乱に陥れる」と反論し、市議らに口頭で抗議した。
 防衛省広報課は同日、「市に米軍住宅への転用を打診したことはない」と文書の内容を否定している。
(写真は、記者会見する市議ら=「中国新聞」からお借りしました)




 いま、岩国市民の大きな関心事は、仮に米軍の艦載機が岩国に移転してきた場合、愛宕山に米軍住宅ができるのかどうかです。
 愛宕山開発については、この記事この記事を参照にしてください。


 愛宕山の住民たちは、良好な住宅団地ができるということで、国や県、市に協力して、土地を売却してきました。それが、突然、米軍住宅になるかもしれないとなり、怒りと不安が沸騰しています。

 福田市長は
、これまで「国からは愛宕山を米軍住宅地にとの打診はない」と一貫して主張し、住民の怒りから自らの身を避けてきました。
 しかし、今回、市議らが手に入れた文書によると、その言明がまったくのでたらめだったということになるわけです。

 岩国の友人に頼むと、この文書の中の1つを手に入れてくれました。
 すごいですよ、この文書。
 「国及び県からの確認事項」という表題のついている文書なのですが、国や県が岩国市に出している要請を市がまとめた文章のようです。
 これを読むと、「打診はない」というのはまったくの大嘘であることはもちろん、「打診」どころの騒ぎではない重大なやり取りがされているようです。

 その文書というのがコレです。

3
2_2    


 画像では読みにくいと思いますので、テキストにしておきます。



    国及び県からの確認事項

1、福田私案の取扱い
・公式には、2月26日の市長、知事協議で3/4部分については、集団移転の話はないものである。
・これまでの市長と国及び県との水面下の協議の経緯からも、事実上廃案との認識であるが相違ないか。(1/4部分も含む)
・アンケート調査等を実施して打ち消す意向を示されたが、本当にそのような手法を使って打ち消すのか。逆効果となるのではないか。

2、3/4の意思確認
・(水面下で)当該地域での米軍住宅建設の了承の意思を明確にしてほしい。
・その了解がなければ民間空港再開はストップすることになる。

3、B地区の取扱い
・米軍住宅用地は、7~10ha不足しており、(水面下で)B地区の15haの売却も了承してほしい。
・当該用地は塩漬け状態であり、財政的にも実施は当面困難と見込まれるので、氏が売却するな買う。
・本当に、特例債を活用して、今後、野球場等を建設する意向なのか。
・後から、国に要望を行っても対応はできない。

4、知事選挙まで愛宕山問題は封印の再確認
・国家プロジェクトに協力するので国に買い取り要望をしているが、国からは返事がない。用途は買取り後に国が考える。
・当分の間は、このトーンで説明する。
・都市計画変更の説明会でも、この基調で説明することになる。
・市のまちづくり部分の説明は市のことである。

5、まちづくり部分で市が何を実施するのか決めてほしい
・民間売却、公共施設は前市長の方針であるが、現市長も同様の方針か。
・もしそうであるなら、具体的なものを早く提示してほしい。(昨年7月から検討しており、いいかげんに結果を出してほしい。)
・何が出来るかにより、県道の線形に影響がある。
・何ができるか、米軍も気にしている。

6、国病跡地の利用について
・何を予定しているか提示してほしい。
・タイムスケジュールが違うとの認識を示されたが、今を逃せば、国(防衛省)の女性は難しい。(国が積極的にならない。)

7、まとめ
 上記の問題は、すべてリンクしており国は再編チームが総括している。県は副知事と総務部が総括している。岩国市は、個別対応しているが限界があるのではないか。副市長とかが総合調整を行い、交通整理を行う時期ではないか。
 今後、可燃物処理場移転の米側要望の可能性もあり、また、民間空港のインフラ整備もある中で、総合的な条件闘争を行い、国、県を利用して支援を大きく求める戦略が必要である。



 これ以外に、この国・県の要望をどうするのかを市が協議した内容の文書もあるようですが、それは手に入れられませんでした。

 この内容は、もうメチャクチャです。
 私にもよくわからない部分があるのですが、わかる範囲で解説をしておくと、

 まず、1の部分です。
 「福田私案」とは、福田市長が衆院議員当事に出したもので、「現在の米軍岩国基地周辺の住民をすべて愛宕山に集団移転させればいいじゃないか」というものです。まったく無責任な「案」で、発表当初は誰も相手にしませんでした。
 しかし、彼が市長になると話は変わります。基地周辺の自治会の一つが、「艦載機移転となると、もうこの地には住めない。この案を実行せよ」と福田市長に今、迫っているところです。
 それで、国や県は「こんなアホな案はなかったものにします」と言っているわけです。
 この文書からわかる重大な点は、福田市長は国や県に対し「アンケートを実施し、その結果を操作して、『やっぱ、この案はダメだわ』とする」という意向を示していることです。
住民の声や怒り、不安をもてあそぶとんでもないやり方です。絶対に許されるべきものではありません。「逆効果ではないか」と国が心配するのも当然でしょう。

 次に2の部分です。
 これも重大です。国や県は、愛宕山に米軍住宅を建設することを了承するようあらためて求めていることです。
 しかも、「民間空港再開」を脅しの手口に使っていることです。この「民間空港再開」とは、福田さんが市長選で公約し、商工会議所の強い要望である岩国基地を民間空港として活用するというもので、市長選挙当時は、国もしきりに支援を約束していたものです。
 文字通り、「二階に上げてはしごをはずす」という類の脅迫に他なりません。

 3についてです。
 現在、「水面下」で米軍住宅用にすることが決まっている面積では、どうやら足らないようです。「どうせ塩漬けの土地だろう?買ってやってもいいよ」というわけです。
 で、市は合併特例債を使って、この土地に野球場をつくるという案を持っているようですが、「おまえ、本当にそんなことするの?あとで、やっぱ買ってくれって言っても知らねえよ」とまたしても脅迫です。

 続いて4です。
 「国家プロジェクトに協力するので国に買取りを要望」というのは、そもそも愛宕山開発そのものが、米軍基地拡張のための埋め立て土砂をとることと一体のものでしたので、そのことを刺しているのか、それとも艦載機移転のことを言っているのか不明ですが、とくかく色々言っても国は用途については「返事はしない」。そして、買った後で「米軍住宅にしますよ」と言うわけです。
 そして、市には、「そのつもりで、都市計画の変更の際も住民に説明しなさい」、つまり、住民には最後までウソを突き通しなさいと命令しているわけですね。

 長くなっているので、5、6については省略します。ここにも重大な脅迫があるのですが。

 そして、7です。
 この部分は、1~6の国、県の要望を受けた市としての担当者の感想ですね。
 最後の部分、「国、県を利用して支援を大きく求める戦略が必要である」ときました。冗談じゃありません。米軍艦載機を受け入れ、愛宕山を米軍住宅にし、岩国を市民が住めない街にして、何が「支援」ですか!
 いったい、誰のための「支援」なのですか?
 発想が根本から間違っています。


 住民を騙し、艦載機受け入れをすすめようとする国や県、それに追随する岩国市。 いったい、この国はどこに行ってしまうのでしょうか。

 しかし、今、岩国市民は怒っています。そして、様々な住民運動を起こしがんばっています。
あれこれの策動はありながら、艦載機移転の策動は、市長選挙から半年以上たちましたが、一歩たりともすすんでいません。
 
この文書の公開で、その怒りはますます燃え上がるでしょう。
 艦載機移転をストップするまでイワクニはがんばるでしょう。
 私も微力を尽くしたいと思っています。








 

| | コメント (4) | トラックバック (5)

«住民脅してダム建設 いったい誰のため?